ブログ - 20200417のエントリ
今日は病院に行った。月に一度は心臓バイパス手術後の体調を見るために通っているが、待合室には誰もいなかった。看護婦に聞くと、病院での感染を怖がって、患者が来なくなったという。昨日の有線放送で、岡垣町に三人目の感染者が出たという報道があった。
それほどの恐怖が広まっているということであるが、自分は帰宅して、酒を飲みながら、考えた。
コロナは体制を破壊する、というフレーズであった。
70年代、80年代の反体制運動、その前後の凄まじい権力闘争を行いながら、結局は体制派に勝てなかった歴史において、コロナは長年の戦略を考え抜いたであろうが、あっという間に、人間世界の体制を壊そうとしているのである。すごいことである。壊そうとしているのではなく、自分達が生き延びようとしているわけであるが、それにしても敬服せざるを得ない状況である。
だが、これによって、自分あるいは多くの人々の願いがかなうかもしれない、のである。これまでの学歴主義、権威主義、美観、出世主義などが壊されるとしたら、国家が壊れ、無政府主義になるとしたら、願ってもないことではないか?社会秩序、、家庭、男と女の役割にわたしはうんざりしていたので、そこから解放されることは夢なのであった。
コロナの破壊後、新しい社会を目指そうではないか。