ブログ - 20200415のエントリ

チャチャ人種。

カテゴリ : 
日記
執筆 : 
nakamura 2020-4-15 5:57

  ニュースによると、コロナ禍によって客が苛立ち、スーパー・マーケットへのクレームが増え、やめる従業員が増えている、家庭ではDVが増えるだろう、などの報道がある。コロナ報道に振り回される毎日であるが、このままコロナ禍が進むと、パニックや暴動が予測される不穏な空気になった。自分も気の短い男であるから、幼子を持つ家庭を持っていればDVに走る可能性があるが、独り身の老男であるから、暴力に走ることは無い、と考えていたが、先日、やばいことがあった。

 ある会の、親しい四人の男達と桜見をしながら、酒を飲んでいた。ある男が、管をまいてきた。酒癖の悪い男で酔えば因縁を吹っかけるか、女の体を触り始めるのだが、彼がそこに顔を出すとは想像していなかったが、もう遅い。

 (おい、中村、おまえなあ)と声を荒げ、(・・)と、言葉を止め、文句が思い浮かばず、(実るほど首を垂れる稲穂かな、その言葉を知っとるか!おまえは偉そうに人前でしゃべりすぎる、言葉を慎め!)と向かいの席から叫んだ。確かに自分はそんな風に言われることは多いが、(お前みたいなやつにそんなことを言われる筋合いはない!)と怒鳴り返した。

 そこまでは単なる口論ですむのであるが、そこから先、つい、日頃の自分の性が出た。後でコロナ禍が不満になって、絡んでいることに気づいた。

 酔いの勢いもあって、(貴様!この野郎!俺とやるか!)と叫んでしまった。相手は身長が一メートル八十センチ以上で、喧嘩の強い男であるが、自分はまったく恐れていなかった。こんな時はすぐに殴り合いになることは若い頃の経験から知っていた。彼は寄って来、自分を睨みつけ、自分も睨み返した。そこで、挑発するように、自分は相手のほっぺたを軽く叩いてやった。すると、彼は自分の胸倉を掴むどころか、(俺にそんなことをしやがって()、とつぶやきながら、すごすごと引き返していった。本来は、警察が来る事態になったであろう。・・さんにそんなことをするなんて?、と隣の席の男がつぶやいた。

 自分は雰囲気に乗りやすい欠点があり、こんなことは何度かあったが、自分が問題にしたいのは、チャチャ人種という人間である。どんな集団にも必ずいて、横やりを入れて、陰で支配しようとするやからである。いじめになって、いじめられる側が自殺する場合もある。やつらは正論は言わず、陰で相手を中傷する。他の者達は関わらないから、彼が言ったことが正論でもあるかのようにその場が支配されてしまう,これがデマになると怖い。戦争中、朝鮮人が井戸に毒をまいた、とデマを流して殺された事件は有名であるが、まわりの者達は無視することで同意してしまう。

  野次を飛ばすのもチャチャ人種であるが、彼らは自分の言ったことに責任をとらず、陰で騒ぐだけである。これが風評となり、とんでもない方向に進んでしまう場合がある。ヘイトもそうである。悪貨で良貨を駆逐する、の言葉通り、言葉にそのまま耳を傾けてはいけないが、扇動させる怖さをもっているのである。その場を支配してしまう場合だってあるから、コロナ禍という異常事態においては冷静に判断しなければならない。

 

 

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