ブログ - 20140224のエントリ
NHKと同じく存在に疑問を向くのは公務員であり、公共団体である。特にわたしに身近な地方自治体ー岡垣町役場の存在を考える。ここは封建時代の領主の世界で高い年貢(税金)を取り立て、職員、町長、議員その同族たちが団結して利益・利権を漁っている。一部の議員には良心的な人がいますが、住民のために頑張ると利権屋の中で孤立する状況です。この世界には競争原理や責任がないので開発という美名?のもとに自然破壊がまかりとおっています。
なぜ、公務員という制度があり公共団体でなければならないのだろうか?民間とどこがちがうのだろうか?わたしに言わせるなら、役場の仕事など法人に委託させ競争入札をさせるべきではないか?低い予算で良い仕事をする会社に任せたほうが良いのである。専門性を要する仕事は研修で教え込めばよい。地方公務員試験に合格しなければ出来ない仕事ではないし、逆にペーパーテストに合格し世間のことも世間の仕事もしたことのない者に町作りや運営を任せること自体がまちがっている。人に満足を与える仕事をしていないからストレスがたまり、公務員は不祥事を起こしやすいのだ。職員も依託された会社の社員になり、業績が良ければ出世し高給をもらえるようになったほうがやりがいがあるはずである。町役場や市役所などに用事があって行った時、顔を出す職員には独特な雰囲気と表情があり、それは民間の社員とはあきらかに違う。安倍総理はオリンピックや憲法九条改悪に精を出すより公務員・公共団体がほんとうに必要かそこから手をつけるべきではないか?
NHKの委託集金人の仕事を離れて一年半になりますが、時々思い出したり夢に見たりします。調査や偵察の面があるので一般の労働者とは異なる心理状態があります。仕事である地域に入り、バイクで回っていたとします。目の前のアパートの二階のベランダに若い女が姿を出し、洗濯物を干していることがあります。未契約者だとすぐに判断し、バイクをアパートの前まで走らせます。気づかなければいいが、と願いながらバイクを止め、階段を上ります。部屋の前に立ってチャイムを押し、返事を待ちます。いつまでも返事も物音もないのでもう一度、押し、ドアをノックします。返事も物音も返ってこず、中は沈黙状態です。
諦めて階段を下り、ベランダの下まで行って部屋を見上げます。窓は閉まり、カーテンもぴったり閉ざされています。
彼女はアポなしではドアを開けないタイプか、わたしの正体を見破った者かどちらかですが、無理押しはできず、次の対象物に向かうだけです。
ある営業部長は現場の仕事にすごく熱心な人でした。(部長、台風が近づいてますね。こんな時はバイクで箸ってはいけませんよね)と言うと、(そんな考え方をするのはあなただけですよ)と言い返され、唖然としました。
ところが彼はある日、次のように言いました。
(この仕事はまるで空気をおしているようなものですね。ドアを叩いても返事もない)
わたしは彼が現場を理解したことを知り、満足でした。
仕事である地域に入ります。ワンルームマンションが三棟あり、一棟につきおよそ百人の入居なので全部で三百人、未契約者はその半分だと検討をつけます。百五十軒の部屋のドアのインターホンを押していけば悪くても一件の新規契約・住所変更・BS契約はとれるだろうと想像します。時期にもよりますが、四月五月の移動シーズンを除いた場合ですが、インタアーホンへの返事はほとんどOです。二時間三時間インターホンを押していっても、(空気を押すような仕事)がつづくことは珍しくありません。会長発言による視聴者の苦情や支払い契約拒否が現場でおこっていることは想像できます。移動が始まる直前の状況です。年度末の業績確保の圧力がNHKから現場担当者に来ています。
わたしは今その戦場から離れています。