ブログ - 20140210のエントリ
心臓のバイパス手術を受けて一年半がたちますが、体調は手術前より良いような気もします。体重も63キロのままで、じゅうぶんに食べているのに太らないのは驚きです。考えてみると糖質制限を守っていて体にとってそれが普通になってしまっているのでしょう。朝は食パン一枚にブラックコーヒー、昼と夜はご飯は茶碗に半分、後は野菜、肉、魚をじゅうぶんに食べています。自炊ですので毎日メニューを考え食材の買いに出ます。近頃、台所の砂糖、塩がまったく減らないのです。調理にまったく使っていないのです。煮付けをつくる場合でも野菜や肉、魚をまず暖めた鍋に入れて焦げない程度に水分をとります。それで野菜や肉・魚に含まれてる甘味や旨みが出てくるのでしょう、あとは醤油か味噌と混ぜ合わせて煮込むだけですごく美味しい料理が出来ます。自宅の菜園でとれた野菜が多いし、トウガラシはほとんどの料理に入れます。
次は日に一回以上の山歩き・森林浴です。良い空気をすいながら思索をめぐらし血行を良くする事は幸福感を与えてくれます。毎月、通院していますが血液検査からでる各種の数値はすべて正常です。薬は毎日11錠ほど飲んでいます。
もっと早く食生活を変えておけば良かったとも思いますが、外に出ての外食生活ではこの結果は生まれなかったでしょう。ともかく健康であることは幸福感を与えてくれます。
都知事選で桝添が当選したことを知り、残念な気になった。これで日本人は最も大事な羅針盤を失い、漂流していくであろう。40年前、車の排気ガスが大問題になりその害を国民は案じ、結果的に政府が世界一きびしい排気ガス法案をつくった。各自動車メーカーはしのぎを削って努力し、今では車の排気ガスが問題になることはなくなった。当時、そんな厳しい法案をつくったら自動車メーカーはつぶれるしかないと危ぶまれたのに日本の技術力は素晴らしかった。
今度の細川氏の(原発0の公約)が勝てなかったのは東京を世界一の都にしてみせるだのオリンピックのお祭り気分を盛り上げるだの災害防止など景気の良い話に惑わされたにちがいない。自民党・安倍政権の登場と同じ構図である。正論が負け、目先のニンジンが勝った。
都が原発0に取り組めば、各企業はしのぎをけずって自然エネルギーの発明・普及に向かって競争努力したはずなのにその大事な機会を都民は捨ててしまった。原発0に国民が積極的でないということになれば今後それを公約に掲げることはなくなるであろうし、原発問題も下火になってしまう。世界に与える影響も強いし、人類全体の問題にフタをしてしまった。(猿の惑星)という映画の中で宇宙を旅していた宇宙船が落ちて着いた砂浜に自由の女神像が埋もれていたというシーンはショックだったが原発問題はそれが映画ではなく現実だという恐さを含んでいる。