ブログ - 20201227のエントリ
昨日から、産直店に、、松竹梅を出荷し始めた。庭にある梅の枝を切り取り、竹の葉を取り、海辺に行って松の枝を採る。それらを重ねて、店に出すと、昨日は50本ほどが売れた。貴重な生活費になってくれる。
この前の新聞に、コロナ禍のせいで日本の若者が自分の意見を言うようになった、と書いてあったが、そうであれば、コロナに打ち勝とう、政府はコロナの失政の責任をとれ!などの社会運動が起こってもいいはずなのに、そんな気配はない。
NHKの集金をしていた頃の自分を思い出す。NHK委託分会の組合を立ち上げた時、NHK営業総局から、偉い人が驚いてやってきて、大騒ぎになった。強い組合があったのだが、懐柔され、NHKの言うままになっていて、そこに過激な組合が出来たのであるから、無理もなかった。
団体交渉にNHK以外の人間が入り、それは必然的に外部に漏れる。営業部長などは戦々恐々の思いであっただろうが、わたしはますます好い気になって、舌戦を繰り返した。だが、二十年ほど闘って、組合員は十五名ほどで伸びなかった。そこで、おかしなことが起こり始めた。団体交渉に時、部長を攻撃していると、中村さん!部長の言いうことを聞きませんか!と若い書記長が言ったのであった。空耳ではなかったかと?考えたのだが、そうではなかった。団交のたびに言うようになったのである。獅子身中の虫、であった。それは、組織の内部にいながら害をなす者のことをいう。
彼はすでに上部組織の役員と親しくなり、私を外そうとしていたのである。結果的にわたしは心筋梗塞を起こし、退職することになった。出る杭は打たれるけど出過ぎた杭は打たれない、と言って私を擁護していた組合員もいたが、わたしは、梯子を外されていたことに気づいた。退職後、組合との付き合いは一切なくなったし、送別会も聞かれなかった。若い組合員たちはNHK側にもいい顔をし、組合にもそうするという者が多かったのである。
これがコロナ禍で変わるであろうか?見ものである。