ブログ - 20201207のエントリ
昭和22年生まれのわたしにとって、近頃の世の中の動向には理解できにくいことが多くなった。特に女性活動家と呼ばれる方々の、性に対する方向性が偏向していて、不自然に思われる。確かに男は女に対して暴力をはじめ、差別もして、ひどいことをやってきたことは知っているし、私もその点で自省することは多いことは認める。
最近、気になることは性差・色気にからむ分野であり、そこが攻撃され排斥される風潮になってしまっている。四十年ほど前であれば、シミチョロ(スカートの裾から、シュミーズのレース状の裾がはみ出る光景)がよく見られ、数年前まではそれをファツションとして取り入れた時期もあったが、近頃はストリップさえも女性を性の道具として利用にしているのはおかしいという意見が出はじめている。
十年前にはへそ出しルックというのもあり、ジーパンの腰からお尻がはみ出るような肉体を見せつけられて大いに楽しませてもらったのだが、その視線さえ、視姦であり犯罪的に捉えられそうである。スケッベタらしい目をしてるとよく言われるわたしは肩身が狭い。
刑法においては、猥褻とはいたずらに性欲を刺激するこだと定義されている。だが、それは微妙な見解があり、つきつめれば最終的には人間の性欲を否定するのか?ということになるので、官憲もそこまでは踏み込めないようである。
数十年前までは、女性は誇らしげに性を表現していたし、男もそれに色気を感じ、世の中はエネルギーが満ちていたが、それを否定されるとなると世の中はコロナ事変もからんで委縮するばかりである。女性活動家の方々が、性を女の特権とみなして意見を述べてもらうようになればもっと明るくなると思う。わたしは身体障碍者であるが、税金や交通費やいろんな点で恩恵を受けているし、劣等感ではなく優遇措置として考えるようになった。劣っていることが逆に強みになる時代でもあるので、従来の考え方にとらわれる必要はないのである。