ブログ - 202001のエントリ

ユダの裏切り?

カテゴリ : 
日記
執筆 : 
nakamura 2020-1-8 23:35

  今年のNHKの大河ドラマは、明智光秀を主人公として物語が進むと新聞にも書いてあった。信長への謀反人に沿った視点から脚本が書かれ、本能寺の変の真実および彼の生き方を辿っていくらしい。面白そうである。日頃、テレビを見ないわたしの関心をどこまで惹きつけれるか見ものである。歴史はすべて勝者の視点に沿ってつくられていることは確かである。光秀も信長に謀反を起こし、秀吉にやり返されて殺され、歴史上で,悪人の位置なのである。

 そこで、わたしはキリスト教の歴史的位置を考えてみる。わたしは洗礼を受けたが、それはキリスト教への探求の目的があり、自分の分析の姿勢や観点は動じはしない。ユダヤ教、その後のキリスト教の動きを考えてみるとそこには触れてはいけないダブーを読み取ってしまう。はっきり言えばキリスト教はユダヤ教を乗っ取ったのである。キリスト教はユダヤ教を引き継いで制覇し勝利したのである。旧約聖書の内容を勝手に盗り込み、キリスト教にすり替えたのである。

 イエスの弟子であったユダはローマ皇帝へ密告し、キリストを磔刑へと導き、欺いて殺した悪人と言う事になるが、ユダの立場に立てばイエスは自分を神の子だと言って、ユダヤ教を乗っ取り、後継者として名乗ったのである。ユダヤ教の側がそれを許すはずはなく、明智光秀のように謀反人として抹殺される対象でしかなかった。同時に、それはキリストが人間の原罪を贖うためだと解釈され、喧伝された。信者たちは感動し、キリストを不動の位置に押し上げた。キリスト教は大勝利を得、一時、ローマ帝国の国教にまでなり、世界の精神界を制覇した。現在でも圧倒的な勝利を得、聖書は世界のロングセラーなのである。

 明智光秀はいつまも謀反人の位置に下げられているが、彼が秀吉に敗れなければイエスのように英雄に祭り上げられ、歴史は大きく変わったであろう。歴史は勝者の視点に基づいているから、絶えず逆の視点が必要である。

鼠年落ち葉を踏みて歩き行く。

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日記
執筆 : 
nakamura 2020-1-6 6:03

  正月は産直店も休みだし、訪ねてくる来る人もいないので、朝が来ても、布団の中にもぐりこんだままであった。電気モーフの中は暖かく、抜け出る気にはならない。朝の太陽もいつも曇り、顔を出すのを嫌がっている。七時半ころになって、やっと寝ぼけまなこの顔をあらわす。それまで、九時ころまで、電気モーフにしがみつき、ついにはしかたなく、起き出す。

 昨日は、一週間ぶりに修験道(いつもの山道)を歩いた。往復で一時間半もかかり、いつもは休みなく歩くのであるが、途中で四度、休んだ。細道に倒れかけた枯れ竹を鋸で切り、イノシシのねぐらを片づけ、自分の通り道をかたづけていった。

 ある道では落ち葉が三十センチもつもり、去年の記憶をのこしているように思えた。

 その思い出をたどるようにして、ただ、歩き続けた

嫌われる力。

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日記
執筆 : 
nakamura 2020-1-2 10:07

 嫌われる勇気、という本は出ているが、嫌われる力、という本はまだ出ていない。悩む力、という本はベストセラーになったいきさつからみても、次はここで、嫌われる力、について書いてみたい。動物や植物、昆虫の世界には、嫌われることを武器にしているものがたくさんいる。毛虫はあの姿で嫌われ、怖がられることによって、幼い命を守り、蝮草はマムシのまだら模様をかぶって身を護り、秋になると赤い実をつけて鳥を呼び、子孫を遠くに運んでくれ、とうったえている。スカンクやヘフリムシの出す嫌な臭いなど、嫌われることを武器にしているのである。

 嫌われることがいけない、と言っているには人間界だけである。セクハラで困っている女性がいれば、ヘフリムシのように臭いオナラを吹っかけてやれば良い。下手にきれいに飾るから体を触られてしまう。

 わたしなど、時々は、良い男と言われることがあるが、だいたい、助平ったらしい顔とか、覗き見るような目線をしてるとか、長ったらしい難しい話をするとかで嫌われることが多い。だから、正月だって、独りで過ごしているわけであるが、女難にあったり、詐欺しにあったり、騙されたり、金を借りられたりすることもない。嫌われることが身を護り、孤独三昧の生活が出来るわけである。

除夜の鐘待たずに逃亡ゴーンさん。

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日記
執筆 : 
nakamura 2020-1-2 6:15

  正月の一大ニュースといえば、ゴーンさんの国外逃亡である。すっかりマスコミから忘れられ、どうしてるのかな?と思っていな矢先の事件である。新聞もテレビも色めき立ち、国民もその痛快さに喜んだであろう。自家用ジェット機でレバノンへ、しかも楽器入れの道具に隠れて逃げたのであるから、月並みのテレビドラマのストーリーなど超えている。まさに奇想天外であり、誰もがうらやんだに違いない。正月といえども、バイクに乗って近隣の店の安売りに走るこの私とは月とスッポンの身分の違いである。一生に一度ははゴーンさんみたいなスケールの大きいことをやってみたい、と思ったのは私だけであろうか?

 日産自動車への背任罪で告訴されている身分から、一躍、スーパースターの位置に戻ったのである。コスト・カッターと呼ばれて、大胆な改革を行った彼は今度は大胆な冒険に成功した。見事である。今度はテレビにでも出演したり、講演活動、執筆で名前を売ってくれるかもしれない。あるいは、日本の総理大臣になって、政治ブローカーの腕を発揮し、弱者を助ける偽善者になるかもしれない。

 日本から、珍しくスーパースターが産まれたこの歳は、次にどんな異才をうむであろうか?

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