ブログ - 20150629のエントリ
食物連鎖とはトンボが蚊を食べ、鳥がトンボを食べ、人が鳥を食べるという循環の秩序であるが、その頂点には人間が立っている、と一般的には言われている。これは間違いであり、人間中心主義という過った考えに結びついている。頂点に立っているのは自然である。自然がなくては人間は生きていけないが、人間などいなくても自然は生きていけるのである。
今、構造主義についての本を読んでいるが、食物連鎖は人間社会の階級制度であり、普遍的なもので変えられないという結論をわたしは持っている。それが良いとか悪いとかのカテゴリーではない。マルクスの資本論はここまで踏み込んでいないので、平等社会の実現という幻想を生み結局は幻想に過ぎなかった。
構造主義の次に現われるのは物理化学的の法則・原理に基づいた思想だと思う。