ブログ - 20140317のエントリ
政治の動きを利権の視点で考え、振り返ってみた。すると、誤解でもつれていたヒモが解け、すっきりした感じがする。左翼は(善)で右翼は(悪)という観念を修正しなければならない。左翼は反権力で右翼は権力に加担する傾向があるが実は利権が潜んでいることに気づいたのは学生運動家であったある男性が(大学の自治会の運営権を握れば自治会費も手に入った)と言ったからであった。
日本の学生運動が浅間山荘リンチ事件で見せた意外性と恐さは政治闘争に潜む利権闘争であったと言える。男女関係や組織の壊滅への恐怖がもたらしたあの悲惨な事件は66才まで生きたわたしの大きな疑問であった。左翼への美化に囚われていたにすぎない。右翼暴力団の思想、オウム真理教の内実、民主党の敗北、中国共産党の利権構造などを分析してみればその根幹に突き当たることになる。
金の流れをたどっていけばその組織の本音がわかる、とある友人も言っていたが、人間関係の本質もわかるとわたしは思う。逆に、無償の関係の素晴らしさもわかるのである。