ブログ - 20140303のエントリ
今日は岡垣町議会を傍聴しに行って来ました。2年前からいつも行っています。町と町会議員の馴れ合いが強く、退屈するばかりであまり行きたくもなかったのですが新たな発見がありました。(平成26年度第一回岡垣町議会定例会)というテーマで、議案の内容を発表し議員たちが意見を述べ確認しました。案件は24条ありインフラ、観光、社会保障、開発など多面にわたり町民にとって大事なものがありましたが、休憩時間にわたしは知り合いの町会議員に次の質問をしたのです。(なにを議案にするかは誰が決めてこの場に出すのですか?)(執行部です)と彼は町の各課の課長(20名あまり)が座る席を指しました。
(それはおかしい)
わたしは言いました。
(彼らに都合の悪いことは案件に出さないことが出来るじゃないか。議員が区の集会や日頃の活動で住民から議案を集め、出すべきじゃないか)
(そうですね)
彼は応えました。
(請願や陳情という方法もあります)
彼は言いました。
(へええ?わたしたち税金を払ってる側が町にお願いをするのですか?客がものを買ってる会社にお願いしろ、というのですか?)
彼は応えませんでした。
(わたしなら、町に指示する、という言葉を使います。町は政治運営を代行してる機関にしかすぎないじゃないですか?)
わたしは興奮していましたが、あまりの視点のちがいに驚くばかりでした。
わたしの腹の中には懸念があったのです。海老津駅南口の開発には政府が8億円の補助金を出すから住民の税負担は少ない、と宮内町長は言っていましたが、それが3億8百万しか出ないことになり、住民達の噂になっているのです。今回、10日間ほど行われる議会の場で町側はそれを伏せ、取り上げない可能性が出てくるのです。議員たちも自分の身を大事にする者が多いので、言い出せないことも考えられます。傍聴席の者には発言権がなく、声を出そうものなら、神聖な議会の業務を妨害したと言って警察を呼ぶでしょう。前回も呼ばれました。
町長や執行部が町の運営を牛耳る独裁体制が出来上がっているのです。傍聴をした意見をご意見箱に入れるようになっていますが、その内容は議員控え室に張られ住民の目に届かないようになっています。返事は貴重なご意見有り難うございました、という文章しか返って来ません。町の催すコミュニティ活動のシンポジウムには参加者の質疑応答の項目がありましたが、その順番がくると一方的に閉会しました。
24件の議案があっても結果的に議員たちは賛成し、成立するのです。すべては仕組まれていて、予告されたとおりになり、誰も阻止できないのです。国会の場合だってそうです。(秘密保護法案)も強硬採決されて成立しました。NHKの予算も成立しました。これまで通らなかった法案があるでしょうか?わたしは思い出すことが出来ません。
宮内町長はいつも言います。?住民の皆さんのご協力とご理解をお願いします。
自分のやってることに気づかないのですね。
町の職員たちは住民のことを(お客さん)と呼びます。
町長と同じレベルですね。
けっきょく、民主主義とは多数派による独裁主義なのです。独裁者が顔にお化粧をして丁寧な言葉を使うだけです。