ブログ - 20140306のエントリ
(コンクリートから人へ)という言葉は前民主党政権のコピーでしたが、思想的な深みがなくて国民の支持を得られませんでした。安倍政権はそれを逆手にとり、そのコピーが公共工事を減らす原因になり経済活動を低迷させたと非難し、公共工事優先のアベノミクスへ方向変換しました。表面的には国民の支持を得ています。政権の役目とは国民の支持を得られればそれでよしではなく、啓発の役目もあるわけですがとりあえず今のところ支持を得ていることは認めましょう。失敗すれば民主党政権みたいに否定される運命が待っていますが。
岡垣町議会の傍聴に行っていますが、いろんなことがわかってきました。昨日は執行部からこんな発言がありました。岡垣町はすぐにでも公共工事にとりかかれる体制を持っているから、国の補助金を近隣の市町村よりたくさんもらえるんです。なるほどと思いました。町長を初めとして町会議員、職員たちはアベノミクスに洗脳され、補助金頼みの政治を考えているのです。補助金をもらい、国の言うとおりになるのです。生活保護をもらう感覚です。これで道州制の導入をどうするかなんで議論していました。
町の活動者、ボランティアや区長、老人会などたくさんの団体に役場が補助金を出し、操ろうとしている状況と同じです。国と同じく金で懐柔してるわけで、貰う方も補助金を要求するようになっています。それで納税額がまた増えるわけです。
コンクリートから地面へ、という言葉が思い浮かびました。この町は福岡市のような商業都市ではなく北九州市のような工業都市でもありません。そので働く人人が帰宅して、くつろぎ寝るベットタウンです。そこでコンクリート行政をすることは個性と環境を無視した暴挙です。わたしは毎日散歩していますが、人も車も通らない山道をわざわざコンクリートで固めています。地面の呼吸を殺し、人間・生物との循環を阻止しています。役場にそれに気づく者はいません。
奈良や京都などの地域が文化や伝統を守り、それが街づくりになっている。ヨーロッパでは石畳や石の家に手を入れて古いものを大事にしているのにこの国は金の亡者みたいに破壊することばかりしている。その考えが若者の教育にも悪い影響を与えて、(通り魔)を次々に出現させているのです。
地面を復活させ、自然との共生をはかるべきです。