ブログ - 20120318のエントリ
高校時代に私がたどり着いた結論は(人生や社会は多面的に流動する)という言葉でした。現在、45年後にこの言葉を思い出し、考えなおしてみました。45年間、それだけの人生経験、社会経験、人間関係をへたわけですが、結論は(静止的思考と運動的思考)になりタイトルの言葉とほぼ変わりません。
座った状態で考える、立った状態で考える、歩きながら考える、走りながら考える、と人間にはさまざまな状態があります。その状態をふりかえってみますとそれぞれの状態の中で同じことを考えていてもかなり違うということです。私は毎日バイクで走る仕事をしていますのでそのことがよくわかります。これは狩猟民族と農耕民族、商業民族の考え方のちがいにも出てきます。現代は商業民族が増えてますから、座った状態で考えることが多く、静止的思考になりウツ病が増えるのです。走りながら考えた場合は運動的思考になり、悩み事でも悪い予想が良い予想に変わります。例えば経済的にいきづまって飯を食えない予想をしている場合ですが、走りながら考えると生活保護をもらえる可能性も浮かんでくるし、死ねば悩みもなくなるなんて思いついたり、失うものがないから取られる心配をしなくても良いと楽観することも出来ます。大金を拾うこと、宝くじが当たることだって考える。必ずしも未来は貧窮のまま直線的に進むわけではないのです。
私は株式投資の経験があり、バクチ的なやりかたをしました。株価や為替の動きをみてると、運動をしていてUFOのようにとらえどころがありません。静止的思考はどうしても直線的になりがちです。今の状態がそのまま続くと考えてしまいます。が、すべての状態を物質の運動論におきかえてみれば予想の精度が高くなり、すっきりしてそのぶん動物のような晴れ晴れとした表情になれます。
悩み事が出来たら外にでてウオーキングをしてみましょう。体で考えてみると、意外に良い結論が出ます。