ブログ - 201204のエントリ
この問いに対して今は簡単に答えられるようになりました。本来的な自己を教育、社会概念によって訓育され、鋳型にはめられた人間ということです。化学反応じみた生成の結果であると定義づければさらに簡単です。若い頃から、(人間は素質と環境によってつくられる)と考えていたことが正解だったのです。化学反応として方程式で現せるでしょう。
だからどうなのだ?と質問されたとしても、どうでもありません、としか答えられません。もっと力いっぱい生きてきたとしてもたいした変わりようはなかったのです。これ以上にもこれ以下にもなりえなかったし、それでじゅうぶんです。
他方、自分が捨てざるを得なかったものをもう一度手に取り、拾い集めたいと考えています。
ダックス・フンドは飼い主の数十秒先を現実として観た、と書きました。オイちゃんが集金に来るという人間にとっては数十秒先の未来なのですが、そこに私は不思議を感じるのです。
人間は普通の生活の中で未来を見ることは出来ません。けれども、死ぬ間際に未来を見ることがあるといいますね。私の母は亡くなる3ヶ月前に(戒名がないとあの世に行っても友達づきあいが出来ないから戒名をつけてね)といって私に20万円を渡し、旅立ちました。旅立つ3週間前には(ほうれん草を持っていきなさい)と言ってベットから起き上がりました。膝と腰の痛みで寝込んでいたのですが、軽々と畑に歩いて行って、ほうれん草を引き抜き、私に手渡したのです。
彼女は自分の死期を知っていました。
つまり、未来はすでに下絵としてあったのです。現実に現像されて現実になるのを待っているだけなのです。人生も潜在観念(下絵)としてそなわっており、踏襲されて現実化するるだけのことなのです。このことは宗教的な表現(因縁、カルマ、宿業など)で言われますが、科学的に解析しても整合性がとれます。
ここで宗教と科学が一体化してくれれば、もっとわかりやすくすっきりした世界になると考えるのですが、両者とも業界の既得権にとらわれているのが残念です。
でも未来がわかってしまうことが良い事なのか悪いことなのかはわかりません。(タイム・マシン)の作品にあるように未来は変えられないとしたら、わからないほうがいいかもしれません。
福岡伸一さんの(生物と無生物の間)という本を数年前に読み、感動しました。生物とは自己繁殖能力のあるものであり、無生物とはそれのないものである。ウイルスはその中間に属し、宿主に寄生してでしか生きていけない、と書いてありました。
私は仕事がら毎日、バイクで走っています。風が吹いてきます。風の吹き方は春夏秋冬、あるいは一日中でも絶えず変わります。直線的に吹いているかと思う、と蛇行したり旋毛になったり回転したりうねったり、あるいは歌をうたうようにのんびり吹いたり、暴風になったり、竜巻、台風になったり人間の感情のようにたえず変化します。大気は蒸気になったり、氷になったりして変化します。
福岡伸一氏は、風や大気は自己繁殖能力がないから無生物であると定義づけるでしょう。
私には生き物に思えてしかたありません。生物はもともと水溜りのなかからウイルスが現れたように、無生物の中から現れたのです。無生物は生物の古里なのです。
動物愛好家が岩や石の愛好家になるのはこのことだと思います。
こんな経験は珍しくはないのですが、今、私が思い返してみると謎めいたものに感じられます。あるアパートに住む女性宅に集金に通っていました。三年間ほど2ヶ月に1度かよい、世間話をし、彼女が抱いて現れるダックス・フンドとも親しくなっていました。
ある時、バイクをアパートから20メートルも離れた位置に停めました。バイクの箱の中から集金カバンを取り出し、肩にかつごうとした時、彼女の部屋の中からダックス・フンドの叫びが聞こえてきたのです。(あの集金のおいちゃんが来たよ!)と飼い主に告げているのです。
私は犬が嗅覚で私を感じたことを知りました。少し驚きながら、ドアを開けて私をむかえてくれた彼女から集金をしました。
ここで私が考えることは犬が人間より先に未来を知ったということです。私がもし彼女の結婚相手であれば犬は飼い主の再婚を読んだし、殺人者であれば彼女の死を彼女より先に知ったということです。犬にとっては未来ではなく現実だったのです。未来は潜像(潜在観念)として存在しており、それが見える者には現実の姿なのです。下絵であったものが現像液にひたされ、現実の姿を現したにすぎません。人間として存在している限り、未来の姿は見えないし、未来と現在そして過去は平行状態のままでで決して交わることは出来ません。現像液の能力、特殊能力があれば未来も現像できるでしょう。
犬の嗅覚は人間の数万倍もあるということですが、人間界からみれば超能力ですね。人間は知性と言語の発達によって失ったのです。
森進一をはじめとして男性歌手,男性作詞家もふくめてですが、女心を歌うのが抜群にうまいですね。女性歌手が女心を歌うより女性作詞家が書くより、男の心にしみるにはどういうことでしょうか?
私はいつも小林旭の(昔の名前で出ています)を聴くと涙が出てきます。前川清の(噂の女)もそうです。
歌舞伎でも女形の演技は女より女らしく、まさに色気があります。
ある男に(最高のセックスとは何だと思う?)と尋ねられ、答えに困りました。
すると彼は(それはオナニーだよ)というのです。
わたしは考えた末、わかりました。男でも女でも同性愛にはまったら抜け出れない、ということを何度か耳にしたことがあります。オナニーをする場合は自分の中の女、あるいは男とセックスをし、両性具有の状態なのです。セックスの最中に自分の欲する性の技巧がわかるのは当人だけなのです。その欲求を完全に満足させれるのは当人以外はありえません。一人二役なのです。前のブログに書いたように男にも女にも異性が住んでいるということです。
白か黒かではなく、白も黒も同居してるというのが人間存在であります。無理に分けようとすると混乱が起きるわけです。
(死んでもいるし生きてもいる。どちらでもある)シュレディンガーの猫、の言葉どおりです。
10年ほど前のことです。集金業務で走り回り、腹が減っていました。ウドン屋さんに駆け込みました。自動販売機で食券を買おうと思い、その前に立ちました。お爺さんが立ってじゃまをしていて、いつまでたっても動かないのです。私はイライラしていました。(早く、せんかい!)と心の中で怒鳴っていました。
よく見ると、彼は食券の買い方がわからないようで、いつまでも立っているのです。怒鳴りつけたい気持ちを変えて、(何が食べたいのですか?まず、お金をここから入れて、食べたいもののボタンを押したら券が出てきますよ)と教えました。彼はそのとおりにして食券を手にして、笑顔で席に行きました。私に彼の満足感が伝わり、苛立ちが消えて心が満たされました。彼のおかげでした。
もとより短気な私ですが、なにげないことをここで発見したことがわかりました。
(情けは人のためならず)という言葉があります。ボランティア活動もふくめてけっきょくは自分に返ってくるということですね。
これは謎なのかあるいはすでに学説になっているのかわかりませんが、さまざまな現象を反転対称形の理論から分析してみると、基準点から上限と下限のレベルは同じではないかと思いついたのです。例えばヤフーで調べてみると、世界最高気温は40.9度ですし、世界最低気温はマイナス41度なのです。それに世界で一番深い海底は9814.9mですし、一番高い山は8848mなのです。ほぼ等しい数字ですよね。対称形だと定義づければそうなるはずです。
中国の陰陽説という考えはみなさんご存知とおもいます。その考えは反転対称形理論が出来る前からあったのですが、すでに科学的な発想を持っていたというより、現象を言葉で表現するか数字で表現するかのちがいでしょうが、両者とも同じことを言っていて興味をおぼえます。
ハエがカーテンの裏にいました。窓ガラスに張り付いていたのでハエタタキで叩こうとしたら、一度力なく飛び、またガラスに張り付きました。部屋の中に長く閉じ込められて元気を失ったのか、飛ばなくなったのかわかりませんが、以前のハエではありませんでした。私が考えるに便所の目隠しの隙間から外に出れるわけですから、賢いハエはそうしたでしょう。そうでないハエもいるわけです。
蚊の場合もそうです。賢い蚊は羽音を立てずに寄ってきますし、さらに人間の目線から隠れた暗い位置に触感をあたえずに止まります。痛い、と感じた瞬間はすでに飛び去っています。このちがいが淘汰されるものとされないものに別れます。自然界はこれで数の調整をしているのです。
さて、これから飛ばないハエが出現するでしょうか?すると、大きな発見ですね。学名をなんとつけましょうか?レア・バエなんてどうでしょうか?
こんなヒマしてる私はレア・人間ですよ。
北朝鮮は24年4月12日に長距離弾道ミサイル(人工衛星だというが)を打ち上げるという。マスコミは大騒ぎをし、G8外相会議での共同声明を待たずに緊急対応を米、日、韓国、中国でするらしい。
またか!とウンザリするのは私だけであろうか?
何度、同じことを繰り返せば良いのか!ミエミエの八百長戦争にまた乗っかり、密約をしたり食糧支援の量を増やすことで手打ちをするであろう。日本では政府がきちんと手を打ったからミサイルを打ち上げられずにすみましたよ、ということになるはずです。アメリカでは我が政府が北朝鮮の暴挙を食い止めました、ということになるでしょう。中国ではわが国が荒っぽい弟をてなずけてやりました、というでしょう。韓国もうまく押さえましたよ、ということになるでしょう。
北朝鮮は脚本どおり演出が出来たと成功を喜び、次のストーリーを考えるでしょう。
食料は誰のフトコロから出るのでしょう。国民の財布の中からじゃないですか。
良い目にあうのは北朝鮮と四カ国の政府,マスコミです。ミエミエの八百長試合はもうやめてくれ、と言いたい。脅し取ろうとする相手を破壊したら取れるものもとれないじゃないですか、攻撃なんてするはずはありません。
もしかすると、米、日、中、韓、北、マスコミは背中を向けたまま手を組んでいるのではないでしょうか。犯罪者がいなくなったら警官はいらなくなるみたいに。
我が家はボロ家ですが、40年前に大学生を6人も下宿させていたこともあって広いのです。わたしはその外れの下宿部屋で20年間生活をしています。食事、フロは共同使用ですが、トイレは専用のがあります。いまだに汲み取り式なので,ハエがどこからか侵入して卵を産みます。
春になるとウジ、サナギから成虫になった大きなハエが私の部屋に入り込んでくるのです。ブンブン唸りながら中を飛び回り、私はすぐにハエタタキを手にとって殺しにかかるのです。ハエも興奮して部屋の中を旋回しまわります。叩きにかかっても相手が動き回るので当たりません。ハエが力を失って窓のカーテンの後ろに隠れようとする頃、一撃を加え、二度三度四度と叩いてトドメを射します。ストレスの解消にもなり、けっこう撃墜を楽しんできましたが、近頃飛ぶハエを見なくなりました。
ハエはもういなくなったのかな?と思ってある日、窓ガラスのほうに目を向けるとハエがいました。ガラスの表面を這っているのです。おとなしいものです。飛べば羽音を察知され、殺されるので飛ぶことを止めたのです。最期の殺したのは三ヶ月ほど前だと推測しますが、私の部屋の中では決して飛ばないという情報をどのようにして伝えたのかわかりませんが、これが事実だとしたら、ハエの新種になるかもしれません.情報工学のサンプルとしてレアな材料になることでしょう。DNA自体もかわったかもしれません。蚊だって羽音を立てるものは気付かれて殺されてしまうから、羽音を立てない種がいます。ハエだってそうなるでしょう。