ブログ - 20111115のエントリ
私の家には柿の木が10本ほどありますが、実のなりかたも木の大きさも樹齢もそれぞれちがいます。今年も車庫の屋根から伸びた渋柿は鈴なりでした。屋根に上って右手、左手と伸ばし、取り放題で、はじめて産直の店に出荷しました。5kg入りの袋で30袋くらいとれました。
そこで想像したのです。なぜ、渋柿と甘柿があるのか?不思議とは思いませんか?果樹の中で甘いのと渋いのが別れてるなんてあまり聞いたことはありませんよね。私の想像では最初は甘柿があって、鳥が実を食べ、種を落としたり糞に混じって遠くに運んだのです。と考えましたが種は大きすぎて飲み込めません。食べるときに種を落とし、遠くに運ばれることはありません。(種を保存)するには遠くに運ばれ、広がらせねばならないのです。
そこで甘柿のDNAは考えたのです。渋柿をつくってみよう。そうすると人間という生き物はそれに手を加え、皮をむいて日に吊るし、保存食にするだろう。魚の干物や燻製を作っている人間の行為を横目にして考えました。
渋柿を誕生させました。人間は口にいれると最初は吐き出していましたが、日に吊るすと甘くなることを知ました。干し柿づくりを成功させました。食べたいときに食べ、あるいは遠出するときに持参し、そこで食べて種を吐き出しました。
甘柿のDNAが考えたとおり、種は時空を超えて芽をだし、繁栄することに成功したのです。