ブログ - 20111106のエントリ
高校の物理の時間に(慣性の法則)というのを習いました。物質には一つの状態を保とうとする習性がある、というのです。これを人間に置き換えてみます(昨日、ある会での討論で、私は人間を特別視せずに物質と定義づけたほうが理解しやすい、と発言し不審を買いました)と、散歩してる状態、休んでいる状態、働いている状態、といろいろありますがその状態を保とうとする習性があることはまちがいありません。その法則から人間の生活・行動を分析するとよくわかります。
ガルシア・マルケスの(予告された殺人の記録)という小説にそのことがよく書かれています。ある男が殺されるという状況の中にあり、まわりの人間達から噂され予告されながら誰も何もすることが出来ずしようともせず、殺されてしまうという作品です。流れは(慣性の法則)のまま止まらなかったわけですね。
こんなことは日常生活によくあります。(わかっちゃいるけど止められない)という言葉もありましたね。
私がいつまでも貧乏でウダツがあがらないのもやはり(慣性の法則)なんでしょうかねえ?