ブログ - 20240429のエントリ
今から四十年前、わたしは東京で遊学生活を送っていた。大学を卒業したみたいであったが、定職にはつかず臨時の肉体労働で飯を食っていた。アパ-ト住まいをしていたが、隣家の主婦が、あなたのお母さんの顔を見たい、と言い、言葉通りのことだと考えていたら、大学を出てそんな生活をしていることへの批判だったのである。
ろくでもない大学にしか入れなかったことで、入学式にも卒業式にも出なかった。
アパ-ト住まいを始めた頃、二人の女と関係が出来てしまった。隣家の主婦はそのことでも私を軽蔑していたのであろうが、それは隣部屋に越して来た女ともう一人であった。関係はつづき、そのうち、二人の女がほぼ同時に生理がなくなったといい、わたしが唖然としていると、妊娠したみたいだと言い、また唖然としたのであった。けっきょく、想像妊娠みたいであったが、わたしは不妊期間を計算していたので妊娠するはずはないと考えていた。
そこでイエスの話になる。マリアはヨゼフと結婚するが、性行為はしなかった。彼女は原罪のことはしっており、人間の子は罪深いので避けたのである。純粋な神の子が欲しいと考えながら、想像の中で妊娠したのではあるまいか?聖書には聖霊を通して神がマリアの体内に入ったとある。
医学的にはありえないことであるが、宗教の世界はちがう宇宙、多次元宇宙の中の一つだと考えるので納得はいく。神話の世界は現実をなぞるような部分があるので興味がつきない。やがて、科学と神話・メタフィが一致していくであろう。