ブログ - 20220629のエントリ

カラスたちの家出

カテゴリ : 
日記
執筆 : 
nakamura 2022-6-29 18:43

  夕日が落ち、10本ほどのモチノ木、その枝葉が黄金色に染まっている。太陽は地球の裏側に隠れ、また明日は戻って来るのである。しばしの別れであるが、今日も暑かった。室温は35度で、扇風機のがんばりでなんとか持ちこたえたが、庭に出て草むしりでもしようものなら10分で具合が悪くなり、扇風機と氷水に助けを求めることになる。

 モチノ木の下のスイカは地面を這い、夕風をうけて、葉をそよがせている。涼しげである。10個ほどの実は今日もカラスに食われずに無事に生き延びた。自分は畑の椅子の腰を下ろして、安堵した気分で釣り糸に守られたスイカたちを眺め、けなげな気持ちになる。3台の警報機がやかましいくらい叫び、風に煽られている・・。次にスイカを狙って来るのは、昨年のアナグマに違いないが、警報機が狼の声やサイレンや銃声の音で撃退してくれればウクライナ軍?も助かるというものである。スイカが割られ地面に転がって赤い血を吹き出す姿など、まるでロシアに攻撃されたウクライナ市民みたいで見たくはない。

 ところが、カラスの家族が畑からすっかり姿を消したのである。警報機を取り付けたにもかかわらず、二日間ほど6個ほどのスイカを突いたり割ったりしたが、昨日からすべて消え去った。どこにいったか?知りはしないが、警報機の攻撃と釣り糸の恐怖におそわれたにちがいない。新天地を求めて去ったのであれば良いが、またスイカの味を思い出して帰ってきてもらっては困る。一週間前までは、子カラスが畑の土を突いて芋虫を探し、親鳥は家のアンテナにとまってそれを見下ろしていた。石でも投げつけてやりたい気分であったが、親鳥として子供たちを見守っていたのであろう。彼らは日雇いの生活なので食うものがなければ終わりである。俺たち人間とはちがう厳しさの中で生きている。人の出すゴミは厳重に守られて食うことができなくなった。

 昨日、アルバイト先のスーパーでスイカを眺めていると、大玉が、1980円で並んでいた。5個熟売れば1万円ではないか!それは1周間分のわたしの食費である。生き延びるために、俺もカラスとアナグマと戦うぞ!と思った。

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