ブログ - 20200830のエントリ
今日も午前五時に起き、四枚切りの食パン一枚とブラックコーヒーで朝食を終えた。庭の畑に出て、まずトマトのアイコちゃんの収穫をする。真っ赤に完熟したのと真っ黄色のとでおよそ三十個であった。次に栗を拾い、実をヒバシでこじ開けて出すが、虫食いが多くて店に出せるのはおよそ二十個。次に。シソの葉をハサミで刈り取っていくと、十袋(小袋)になった。次がスイカである。予想してたように三個が残っていた。一個をハサミで切り取り、八百円で出すことにしした。
スーパーの産直コーナーに並べ置いて、帰宅する。もう一軒の産直店でもみ殻が全部、売れていたので精米所に取りに行くことにした。精米所は前回、コロナで店を閉めていたせいでもみ殻がほとんどなくなっていたので心配であったが、二十袋分はあった。袋に詰めていると、近くの老農婦がもみ殻を取りに来たので世間話をする。
もみ殻を産直店に運び、八袋置いて、帰宅。昼食をとって、スマフォを開くと、アイコちゃん、クリ、スイカは全部売れ、シソも二つ売れていた。
スイカはあと二つ、残っている。少し小さいので二個ともそれぞれ八百円で出そうかと、考えながら、スイカ畑が空になることに気づいた。商売にばかり熱心になった自分に気づいた。
鹿児島で昔、百姓が種を播く時、一粒は鳥さんのため!二粒はモグラのため!三粒目は人のため!と言って蒔いたこと思い出した。そうだ、一個は残しておこう。そうすればおまえは体を割って、種を出し、どうぞ、好きなように食べてください!と訴えるじゃないか!そして、鳥によって遠方に運ばれて子孫を増やすのだ。
三年前、カラスはスイカを突いたが、今度は気づかないようである。かれらも、ゴミ漁りも網がかけられてエサ取りがやりにくくなっている。畑で、空腹のせいだろう、いら立って大声で鳴いている。二粒目はカラスであげよう。
結局、一個は残しておくことにした。
もし、おれが来年の夏が迎えられないことがあっても、残った種が芽を出し、子供たちは夏の陽を浴びながら育っていくだろう。
それで良い・・。自然さえ残っていれば人間は生きられる。