ブログ - 20180727のエントリ
今日の新聞に、オウムの死刑囚・十三人が、昨日で全員死刑の執行を終えた、と載っている。なんともやりきれない事件であり、三十年間を費やしても、犯罪の原因や指導者も分析できなかった。その病根の深さははかりしれないが、ある点では社会を映し出した事件でもある。
それにしても、死刑囚も含めて受刑者の生活費・管理費・法廷費など、その負担がいくらかかったのか、想像するだけでも気分が悪くなる。数億円であろうが、すべて税金で賄われているのである。この暑い最中に、道路工事や建設現場で働いている人達の汗が絞られたのである。
中国ではネット裁判が普及しているのに、この日本では犯罪者達にいつまでも飯を食わせ、医療介護をし、部屋には冷暖房まで入れているらしい。なぜ、万引き犯や詐欺、交通違反など事件の内容が簡単なものをネット化しないのであろうか?。難しい事件の場合でも、加害者に発生原因やその経過、自己責任の内容などを書かせ、一定の水準に達すればそこで罪科を決めるべきである。
なぜ、こんなことをしてしまったのか?今後、起こさないためにはどうすれば良いのか?などの、受刑者たちに犯行論文を募集し、優秀者は表彰したり、減刑ししてやるとか、社会に出て一定のボランティアをすれば刑を相殺するとか、司法関係者たちはなぜ、改革の姿勢を持たないのであろうか?自分たちさえ、良い飯が食えればいいと考えているにちがいない。税金泥棒と陰で囁かれても反論できないであろう。
ともかく、行政や政治のやり方は民間と比べて、知恵を働かせず、浪費が多くて、納税者にとって頭にくることばかりである。
聖書を学んでいると、物語であるようでありながら、現実と直結する言葉やすごい真理に出会うことが多い。中でも、(御使い)という言葉は興味を引く言葉である。(禁断の木の実の話)、その内容は現実の出来事とは考えられないが、どこか納得させられる内容である。エデンの園において、神が最初に造った人間であるアダムに言った。自然の恵みをいただいて,幸福に暮らしなさい、ただし、アザミの実だけは食べてはいけません、と。警告を与えたにかかわらずアダムは蛇にそそのかされて食べてしまい、エデンの園から追放されて、本来,神からもらっていた永遠の命を失ってしまう、
「蛇が人間をそそのかすなんて考えられないじゃないですか?どのようにしてそそのかすのですか?」と神父に問うと、サタンが蛇に(御使い)を使って誘惑させたのです、と答えた。御使いと言う見えない使者を使う、と言う言葉は(霊界)などの言葉のように宗教特有なもであり、わかったようでわからなかった。
ところが生物学の事例でこんなことあることを思い出した。タバコの葉にスズ蛾の幼虫が大量発生し、すごい勢いで食べ始めた。するとタバコは自らフェロモンを出した。蜂がそれにやってくることを知って、出したのである。蜂はやってきて、幼虫を食べつくした。
御使い(ファロモン)とは私たは絶えず出しているものである。体臭になって匂うこともあるがそうでない場合もあるが、女が男を誘う場合や近づかせない警告だってあるが、見えないものである。触媒であり、生物の生活に重要な役割を果たしている。エデンの園における重要な使命を帯びているのだ。
(電波)だって、御使いである。目には見えないが受信機を通して別次元を鮮明に映し出し、出来事や物語を展開してくれる。超音波だって耳には聞こえないが、見えない物の形を現してくれる。そのように考えると、宗教の考えだって、いつかは科学的なものとして理解できるようになるのではないか?