ブログ - 20161219のエントリ
来年の5月でわたしは、70歳になります。その数字に対して何とも言えない複雑な気分です。若い頃には60歳の自分、70歳の自分なんて想像も出来ない遥か遠い世界でしたが、時は情け容赦なく流れ去っていくのですね。大衆浴場に入った時、周りで爺さんたちが下着を脱ぎ、消滅感を漂わせた雰囲気を感じ、自分もその中の一人だとわかると寒気がするほど嫌な気分になります。余命、希望、元気、性欲、好奇心、思考力、記憶力などが縮んでいく一方で極小化していき、消えてしまうのが実感されます。
ところが同年齢の女性たちは元気いっぱいです。亡夫の年金をもらい、孫が遊びに来て楽しい、友達がご飯を食べに来るから楽しい、旅行に行って楽しい、男と遊んで楽しい、美味しいものを食べて楽しい、綺麗な色の洋服を買って楽しい、もっと長生きしたい、など楽しいことだらけの後家さんが多い。以前、風俗店に通っていた頃、ある美人の風俗嬢に、(今度生まれ変わるとしたら、男が良い?女が良い?)と尋ねると、(もちろん、女よ)(どうして?)(だってみんな女の人は幸福そうだもの)と答えが返ってきました。今、まさにその言葉を実感します。