ブログ - 20150709のエントリ
日本人が全面的に死を否定するようになったのは太平洋戦争で全面敗北したからである。特攻隊だとか玉砕だとか今のイスラム国みたいに死を美化し礼賛した。その反動が今にまで尾をひいているが憲法9条の改正で戦争を認めるようになればいつか来た道に戻ることになる。 わたしは68歳になり、この日記に書いているような生活をしているが、安楽死を望んでいる。それは決して悲観的な理由からではなく、もうやりたいことはやり終えたから、一度後ご破算にしたいという理由である。ところが病気を治して生きさせる病院はあっても死なせてくれるところがないのである。年間3万人が自殺してるということは不審死を含めると数倍の数であろう。電車に飛び込んだり首吊りをしたりして無理な死に方はしたくない。薬でも良いからそれを飲めば安楽死出来るものがあって、仮に売り出されたとすれば売れ行きは良いはずである。死んでしまえば搾取の対象が減るかもしれないが新しい産業として伸び、世界を視野に入れることも出来るはずである。そんな日が来るかどうかはわからないが、黙って待ち望んでいる人は多いはずである。(楢山節考)の作品ではないが、特別養護老人ホームが安楽死施設に変わる日がくるであろう。生きる権利があるのなら死ぬ権利もあるはずである。