ブログ - 201508のエントリ

人殺しは楽しくなる、だから怖いのだ。

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日記
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nakamura 2015-8-31 21:40

 安保法案の反対デモが各地で起こり、世界のニュースが報じている。日本の若者が自己主張をはじめたということでわたしは歓迎するが、では日本の軍備はどうするのか?と言う議論は少ない。従来のように米軍に守ってもらえば良いのか?ということになれば、戦争そのものが反対だと応えるであろう。

 人殺しは楽しくなり、戦争も始まると意気高揚して、どこで何百人殺しただのとニュースに出てくると、まさにオリンピックのような興奮が生じてくる。太平洋戦争時の新聞を読んでみればよくわかるし、ほとんどの人間が巻き込まれてしまう。スポーツとは戦争や闘いをルール化したものだ。人間は自己保存のためにも戦うように作られており、闘争本能だって持っている。だから戦争はなくならないし、スポーツもビジネスになって繁盛している。

 (正しい戦争)というものがあるとすればスポーツのようにルール化すれば良いだろうがそうはいかない。闘争行為は複雑であり、生命体の宿命として捉えるしかない。構えと備えを持っておくしかない。侵略なのか自衛なのか、もっと厳密に峻別しなければならない。相手国の日本人や会社、旅行者などの救出という行為は侵略であり、自国に他国軍が入ってきたり砲弾を撃つたりした場合に攻撃するのは自衛であるが、どちらとも判断できにくい場合がある。イジメと同じように、冗談だったのよふざけていたのよ、よいう言い訳や状況があるから、過去の戦争体験を厳密に検証しなければならない。太平洋戦争で中国や東南アジア国に入り戦争をしたのは侵略であったと認めなければならない。

 

光と影の謎めいた関係。

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日記
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nakamura 2015-8-29 4:35

  光と影はもともと同一であった物を違う物のように現してしまう。光は明るく影は暗い。

 ところが光がなければ影はないし、影がなければ光もない。表と裏、男と女、善と悪、健康と病気、戦争と平和、金持ちと貧乏人などすべてものは二項対立として人間はとらえる。がん細胞だって以前は正常細胞だったものが変異したにすぎない。可逆性があり、どちらへも変異することが出来る。いつまでも光でありつづけることは出来ないし、影でありつあり続けることも出来ない。女は男の子を産み、男に変異する。男の染色体は女になることもできる。

 一方であることは他方を内在させ、他方に存在感を持たせ、両者を重なり合わせている。分離は出来ない。楽は苦の種、苦は楽の種、と言う。どちらが良いということでもないのである。だが人間は、病気は悪く、健康は良い、貧乏は悪くて金持ちは良いなどと植えつけられてしまった。植えつけられてしまったのだ。実は単なる現象に過ぎないのである。

変わり者。

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日記
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nakamura 2015-8-23 8:58
わたしの第一印象は、頭が良さそうでしっかりしている、善良である、と言われるが、二、三度と話をするうちに、相手は目線を逸らしたり壁の掛け時計に目を向けたりするようになる。戦争なんてなくならないんですよ、単細胞時代から雌雄に分離して進化していったのは競争原理を導入する意図だったのですよ。誰が意図したんでしょうねえ?と話すと相手は退屈そうな面倒くさそうな顔になる。わたしがそんな話し方に興味のある者だけに言えば良いものをほぼ相手かまわずしゃべってしまう。そこで、あの人は変わり者だ、とほとんど陰で言われてしまい、わたしは内心、してやった、と思うこともあるが、どっちが変わり者だろうか?あんたは俗物でしかないと内心言い返す。ここで近頃わかったのは(変わり者)という言葉には蔑みが含まれ、(俗物)という言葉も同等であるということだ。性同一障害者どうしの結婚が認められる時代に入り、少数派、異端者たちが多数派の世界に合併されつつある。こんな時代の中でわたしが(変わり者)という地位をいつまで守りきれるか大いに興味のあるところである。 昨夜は町の社会福祉協議会が催す(納涼大会)に障害者仲間たちと参加した。飲んだり食ったり音楽を聴いたりして、久しぶりに楽しみ、最後は盆踊りを五回も踊っていい気分になった。しゃべったり踊ったりして、ぬいぐるみのキャラクター人形を見て、子供が泣き出したり、祭り気分に酔った。町長や町会議員たちが顔を売るために壇上で話すとみんな拍手をした。東京では安保反対のデモが起こってるのにこの町ではそんな話題さえ出ない。この祭りがいつの日にか息子を出兵させる壮行会に変わっても大いに盛り上がるであろうし、そんな予感をふとしたのは(変わり者)のわたしくらいであろうし、そんな話をすれば、せっかくいい気分になってるのに壊さないでくれ、と言われるのが落ちである。 (変わり者)の地位を失わないためにも、今後も書き続けていこう。

夢は残しておくもの。

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日記
執筆 : 
nakamura 2015-8-20 20:42
若くして夢を実現し、有名になった人はある意味で不幸である。その後の人生においてはそれ以上の夢を見、見るだけではなくて実現するように周りの者たちから期待され求められる。実現できればそれ以上の夢を求められるし、実現できなければ希望を失い、世間からも見捨てられた気になる。そのストレスや喪失感は経験した者でしかわからない。作家の丸山健二氏なんか23歳で芥川賞をとり、それは最年少の受賞者ということもあってすごく期待され、70歳ちかい現在まで書いておられるがその苦労たるものは大変だったと思う。わたしはいつまでも文学青年でその域を超えたことも本を出したたこともないから、見果てぬ夢をいつまでも見、夢のままでいるわけです。小説家で夭折した人は若くしてすごい作品を達成した人に多い。芥川龍之介、太宰治、三島由紀夫など数えればきりがない。  わたし夢はたくさん残っています。  一つ目。  好きな女を家に入れ、二人で料理を作って食べ、一つの布団で寝る。お父さん、あしたは草むしりをいっしょにしようね。養鶏場に行って鶏糞をもらって来ようよ。キュウリやナスやゴーやにかけてやって元気をつけてあげようよ。なんていう会話をしたい。 二つ目。 現在、執筆中の小説に出版社から出版予約の依頼がきて、本になる。身近なモデルが多いため、攻撃をかわすために旅に出る。軽のキャンピングカーに乗って、夏は北海道、冬は沖縄と全国の世界遺産を目指して走る。 三つ目。  現在、持っている株が爆上げして1億円の利益が出る。博多や小倉の風俗店めぐりをする。 四つ目。  このホームページが着目され、幻燈社あたりから、レア文庫の中で発行したいからと依頼がくる。わたしは少し過激なことを書きすぎているのでどうしようかと迷ってしまう。 五つ目。 飼い犬の番犬がハシカにかかり、時々噛み付いてきたりするので、オス犬を見つけてどこかに出て行ってしまう。ーたくさんの夢が貯金してあります。

人に会うことは自分に会うことである。

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nakamura 2015-8-16 10:04

 昨日は、楽しい思いをした。関東と大阪から四人の親戚がお盆参りに来てくれたのだ。母の妹、母の弟の妻、その二人の息子で、わたしの車に乗せて叔母の実家や夫の墓参り、相続した土地の現状確認などしながら、神湊のレストランで刺身料理を食べた。

 わたしーあなたが自分の結婚式の時にバンド演奏したけど、ベンチャーズだったかな?

 従兄弟・兄ーローリング・ストーンズだった。

 わたしーああ、そうだったか。  わたしはすっかり忘れていた。

 従兄弟・弟ー今日見た時、あなたがまったく別人に見えた。

 わたしーそうだろうなあ。体重は10キロ落したし、白髪だらけの頭になってしまった。

 叔母ーあなたを遠くから見たら、お父さんにそっくりだから驚いたわ。

 わたしー親父の顔は卵型で俺の顔は大きいからぜんぜん違うと思っていたけど。

 叔母ー歳とったら父親に似るっていうけどその通りだわね。

 叔母ー幼い時に日露戦争の歌を歌ったわ。負けて逃げるはロシア兵、死ぬまで戦うは日本兵なんて。

 叔父の妻ーそんな歌を歌いながらお手玉をしたわ。五つのお手玉をそれぞれ片手で持ち上げて回すのよ。

 わたしーお手玉は知ってるけど5個も!

 私たちは東郷神社にいた。日露戦争でロシアのバルチック艦隊をやぶった東郷元帥が祭ってある。高台にあり、海に面しているせいか、涼しくて盛夏とは思えなかった。

 自宅に招いて、母の仏壇を拝んでもらい、お茶やコーヒーを飲みながら、母の思い出などを話し、梅干や梅の酢づけを土産に差し上げた。

 こんな小さな出来事が、昔の自分に出会ったような気分になるなんて初めてわかった。

侵略しない戦争はない。

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nakamura 2015-8-16 9:08
毎年、8月になるとテレビや新聞で戦争論議が起こるが今年は自民党が交戦権を認める決議を強行採決したこともあって、いつもよりも盛んである。戦争で酷い目にあった、戦争をしてはいけない、というニュースが出ることに異議はないが、感情的すぎるのではないか、と思う。戦争はなくならないこと、軍備を持たない国はないこと、わたしたちもすでに軍備を持っていることを忘れてはならない。日常生活において脅されたり暴力を振るわれそうになったりすると私達は警察を呼びます。警察でも手に負えない場合は自衛隊が出動し、国際間の紛争になるとアメリカ軍が出動します。彼らに代行してもらってるわけですから実質的に私達はピストルや大砲、原爆をもってるのです。そこを踏み違えて武力を持たない国だから憲法9条は素晴らしい!などと盛んに言う人に賛成は出来ません。私は大学時代に一撃必殺の精神を叩き込まれ、空手の訓練を受けました。50年経った今でも心の中にその攻撃性は残っているし、いざとなると右手の拳を使うでしょう。それがある意味で自分の支えにもなっています。  戦争が始まるとほとんどの場合、相手の国に入り込み、在住の自国民を守るためだとか自衛のために相手の基地や軍備を叩くためともっともらしい理由づけをします。太平洋戦争は終結したと言いながら、70年も米軍が日本に残っているということは被占領状態がまだ続いていると言うことです。日本政府はアメリカのやることに異議を唱えたことは一度もありません。  極端な意見を言えば全世界の国が核武装すれば戦争はなくなる、と逆説的な言い方もできます。全世界、地球が破滅することまでやるか、という覚悟になります。

働かない人間には意義がある。

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日記
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nakamura 2015-8-9 8:44
(働かないアリに意義がある)と言う本を読んでこのタイトルが思いついた。働き者で有名なアリの世界では7割がボーとしており、1割は一生働かないと書いてある。働くということの定義がアリや動物世界では人間と異なるであろうが、ある真理をついている。ボーとしているように見えても組織の観察や外敵侵入に警戒をしているはずである。  自動車運転の装置でもブレーキ・ペダルやアクセル・ペダルなどに遊びの部分があって、操作に一呼吸置くようになっている。運転者に少し判断の猶予を与えているのである。その他の機械でもスイッチを入れる場合においても遊びがある。組織の秩序や構造には必ず、遊びや余裕、空洞が構成上出来上がるのである。  上記の本の中では働かないアリを全部取り出してしまうと働きアリが同じ比率で働かなくなり、働かないアリだけを残すと同じ比率で働くようになったと書いてある。  わたしは働いていない人間の一人である。働いていた時には見えなかった自分の仕事の位置や社会、世界の動きが見えるようになった。災害や大事件が起こった場合など、わたしは公的機関に通報したり出来る範囲で救助するであろう。

核は人類の天敵になった。

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執筆 : 
nakamura 2015-8-7 7:53
すべての生命体は天敵を持っている。トンボが蚊を食べ、鳥がトンボを食べ、大きな鳥が小鳥を食べるように、食物連鎖である。人類も数万年前まではマンモスと戦ったり、トラやライオンに食べられたりしていたが自然を征服し、破壊するまでになった。ペストや結核、エイズなどのウイルスが次の天敵になったがそれらも押さえつけた。天敵やライバルというのその種の異常増殖を抑止し、あるいはパワーウップもしてもいるのだ。  人類が天敵を失ったがために、戦争や内乱が内なる天敵として登場したが、効果は少なく、最終的に登場したのは原爆であった。人類は外部の天敵を失ったので内部に作らせられ、破壊の実行までした。広島・長崎の原爆投下、東北大震災におけるすさまじさをみれば、世界の核保有の量から言えば人類を全滅に導くじゅうぶんな天敵である。内部の天敵であるから食い止めることも出来ない。あるのは人間たちの知恵であり、意識である。  

もつれた糸は切れるにまかせる。

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日記
執筆 : 
nakamura 2015-8-2 8:35
一週間も誰からもケイタイが鳴らない日が来るなんて、考えてもいなかった。今年になってそんな状態がつづき驚いている。退職したから会社の人間関係が切れることはわかっていた。労働組合の関係も切れた。もともと言動が激しすぎると敬遠されていたのだから仕方あるまい。政治や趣味でつながっていた地域の人との関係も一人二人と消え、身内との関係、親友だったはずの者たちとの関係も切れるに任せていった。原因は相手の利己主義が多かったが、自分にもあったであろう。もつれた糸を解く気はない。切れるに任せるだけだ。たとえ、復縁したとしてもまた、切れていくにちがいない。無理をしてまで関係を持とうとは思わない。  さびしくなれば歌を歌う。こんな歌を。  南国土佐を後にして  都へ来てから幾歳ぞ  思い出します 故郷の友が  門出に歌った よさこい節を  土佐の高知の 播磨矢橋で  坊さんかんざし 買うをみた よさこい よさこい  誰にも気兼ねをしない人生、そこに本物の生き方がある。
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