ブログ - 20141005のエントリ

女形における日本文化ー3

カテゴリ : 
日記
執筆 : 
nakamura 2014-10-5 11:07

 処女、童貞、貞操などという観念はキリスト教に基づいています。中でもカトリック教はその戒律が非常に厳しく、妻が不倫をすれば殺される場合もあり、合鍵がなければ開けられない貞操帯というものさえあったのです。それにイエス・キリストの出生原因に処女懐胎を信じているようにまたほとんどの欧米人が生まれるとすぐにキリストの洗礼を受けるように、一神教世界の信仰は多神教の日本人が想像も出来ないほど強く体に染み付いているものなのです。戦前、和服姿の日本女はパンツをはいていませんでした。銀座の白木屋デパートで火事が起こり、建物の二階から飛び降りた女の股の間が見えて以来パンツをはくようになったというのは有名な話です。女性にとってノーパンで外を出歩くということは今でもかなり危険なことですが、そんな時代が長く続いたということはどういうことでしょうか?性に対して大らかだったのか、男に自制心が強かったのか?どちらにしろ、レイプされる危険が少なかったとしか考えられません。

 だが、武士社会においても妻が不倫をはたらけば打ち首だったのですから、近代以前、貞操観念が薄かったとは言えません。このブログの主題は(女形における日本文化)ですから、性の分野においては両性具有の方向に進めます。

女形における日本文化ー2

カテゴリ : 
日記
執筆 : 
nakamura 2014-10-5 6:19

 近頃わたしが経験した事実がこのテーマのヒントになるので書きます。

 一ヶ月ほど前からカラオケ教室に入会し、通うようになりました。この歳になって歌う楽しさがわかり、70、80才の女性に混じって先生が出してくれる新曲を歌っています。男はわたしと先生だけですが他は高齢者の女なので性差なんて考えていませんでした。ところがこんなことが起こったのです。わたしが入会する前は会員は女ばかりですから、先生は女歌を出し、一人に二回歌わせて指導していました。わたしが入ったばかりに先生はわたしのために男歌を出し、女達もそれを皆で歌うので時間が減り、一回しか歌えず、わたしは男歌、女歌の二つを指示されて歌ったのです。彼女らに不満が起こり、わたしを紹介したOさんが電話をかけてきました。彼女が非難されているという内容で、あの男とどんな関係があるの?男だけのカラオケ教室もあるのだからそこに行けば良いじゃない、このまま一回しか歌えないのなら私達はやめるわ、などけっこう激しかったようです。わたしはこれが女の世界だな、と感じおどろきました。わたしは女歌だけでも嫌いではないし歌えるので従来のように女歌一本でいこうということで先生にお願いし、決着しました。

 次回練習する女歌の曲をテープに流し、練習していますが違和感はまったくなく、逆に溶け込みやすいのです。どうすりゃ良いのう?なんていう女言葉も抵抗なく声になります。

 ここでわたしが考えついたのは女形の発生が男尊女卑に基づいているのは確かでしょうが、もう一つは日本人の性に対する考えが起因してるのでないかと推理するのです。

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