ブログ - 201411のエントリ

 安倍政権のもとに衆議院が解散し、年末には選挙がある、という報道が流れている。自民党がまた政権を取るであろうが、たとえ他の政党が取ったとしても政治のベクトルが変わることは無いから、税金と時間と無駄使い以外のなにものでもない。

 わたしも利権国民の一人ですが、利権国民とは生存権・生活権をもち、利便性、快適さ、食欲、性欲、権勢欲、消費欲、金欲など限りない欲望をひそめている現代人そのものです。かれらは産まれた時からテレビやネットをそばに置かれて、それに依存する依存症にかかり、自転車をこぎながら車を運転しながらスマホの画面に目を向ける重症患者に症状を進行させていきます。画面の世界では食べることの快楽、セックスの快楽、噂話、珍しい話・出来事・事件を知る快楽、利便性や快適生活、他人の意見・考えなどまさに情報が百花繚乱する世界です。多くの者が目を走らせて止め、コマーシャルに目を向けなければ成立しない世界なので多数が関心を持つ材料でなければなりません。そこで選別され、捨てられ、隔離される分野が出てきます。残酷だとか人権上に問題がある、危険な考えかたである、危険なサイトなどと批判が出れば引っ込め削除されます。今、街中を歩いても野良犬や野良猫、ホーレスを見ることはまずありません。子供たちは彼らの存在は知らず、彼らが隔離されていることも知らず、そのうちにかれらはこの世から消えて伝説上の存在になっていくでしょう。ホームレスの存在は生活の保障を訴える政治体制にとっては邪魔であり、生活権を与えて得票の材料にするほうが効果的なのです。

 教育の分野においても民主主義・資本主義の素晴らしさを教えられます。小学校・中学校と恐れ多くも文部科学省の検定を受けた教科書で学ばされ、検定を合格させる役人もその思想に洗脳された連中ですから、独裁国家の人民抑圧の状況や封建時代、第二次大戦の悲惨さを訴え、現代の政治体制の素晴らしさを限りなく訴えます。野蛮なことや野生状態は悪いことであり、環境破壊する利便性・快適さ・消費欲・進学熱・天皇制・権威などは立派なことであると骨の髄までしみこませて教えます。民主主義・資本主義が人類を絶滅の方向に向かわせているなどとは絶対に教えないし、そんなことを言う者はわたしがかつて言われたように(今の時代に生まれてくる人間ではない)のです。

 利権国民がこうして作り上げられていくと、待ち構えていたように政権を狙う政党は求めに応じる公約を掲げ、利権国民はそれに投票します。利権政府が登場し、産業・メディア・教育などすべの分野に網を張って常日頃から利益供与をおこない買収活動を行い続けます。

 これを繰り返すのです、自然が崩壊するまで進んでいくでしょう。例え野党が政権をとったりしても多数決原理が基本である民主主義は人間の欲望を得票の交換条件にするしかありません。

 人類史的にみると人間が知性を持ったことがすべての原因です。知性を持ったために人類繁栄のメリットを得たが絶滅のデメリットも持たされたのです。

階級制度は食物連鎖である。

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日記
執筆 : 
nakamura 2014-11-15 7:10

 若い頃、共産主義を理想にしたことがありました。平等で、搾取・差別のない理想郷を夢見たこともありましたが、そんな世界は世界の現実を見回せばわかるように、ありえない、という結論に達しました。村や国という形態が出来れば運営する資金が必要になり、運営する側はその資金を自由に使える立場に立つのです。するとまず自分達が美味しいものを食べ、飢えるということはありえず、金を自由に使うようになるのです。階級の上に立つ者が食物連鎖のシステムの中で食べる側の頂点に立つのです。食べられる側は食べられることで異常繁殖を抑制され、階級・彼らの生存が守られるのですが、頂点に立つものは食べる者がいないので倒され、次の支配者に取って代わられます。

 支配者がいなければ被支配者は存在できず、被支配者がいなければ支配者も存在できません。コインの裏と表の関係みたいなものです。

 現代の日本の身分制度は複雑です。餓死するものがいない、生活が困窮すれば生活保護受給という制度があるので身分制度はないようにみえますが、支配と被支配の関係はあり、なくなることはありません。階級制度や食物連鎖がなくなれば自然界も人間社会も崩壊するだけです。

 やや単純に日本の階級制度を現してみると、1?天皇家・政治家・資本家 2?公務員・大企業労働者・生活保護受給者 3?非正規雇用労働者・中小企業、となります。1が2と3を搾取し、2は3を搾取しています。この連鎖のなかでは1,2,3の一つが欠けても社会は崩壊します。これは搾取関係ばかりでなく共生関係も含んでいます。政治家と公務員、資本家と労働者、大企業と抽象企業のように持ちつ持たれつの関係もありますから階級制度は経済的優遇の度合いで判断するしかありません。 

猥褻感は心がつくるもの。

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日記
執筆 : 
nakamura 2014-11-13 7:11

 老人たちの集まりがありました。そこで意外なことがありました。

 世間話から性の話しになったのですが、日頃(早く死にたい。お父さんの元に行きたい。息子・娘達は、金をせびるばかりでわたしの孝行はしてくれない)とぼやく80歳過ぎのお婆さんの顔が輝いたのです。(わたしたちは日頃はエッチの話は出来ないので旅行に行った時、部屋のテレビでエロ番組を観て勉強した。未開発地域の酋長が女達のクリトリスを取る「割礼」は彼女らが他の男とセックスをしないようにするため。オルガスムスは・・)などとしゃべり始めたのです。歩くのもヨボヨボで認知症が始まったような女性でしたが、その話はまったく意外なないようなのでおどろきました。

 わたしもセックスの好きな男だと自認・公認していますが、自分が80歳過ぎになってもあれだけ興味をもっているだろうか?あのお婆さんには性欲があるのだろうか?などと考えたのです。すると、もう一人のお婆さんが(わたしのお父さんはすぐにイッテしまう)としゃべったのです。

 (灰になるまで)とはよく言われることなので特別な話ではありませんが、(猥褻)とは何かと考えたのです。猥褻物陳列罪、というのがあって性器や性交を露出すると捕補されるわけですが、観る者に性欲や性感がない場合は当人にとっては性器は単なる肉体の一部であり、性交も行為にすぎません。

 もしかするとあのお婆さんはすでに性欲がないから普通人以上に軽々としゃべったのかもしれません。猥褻感がなかったのかもしれません。

声の魔術師

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日記
執筆 : 
nakamura 2014-11-13 6:26

 カラオケ教室では毎月、課題曲が決められ、楽譜と歌の入ったテープが渡される。新曲ばかりだから家に持ち帰るとテープを流し、楽譜を見ながら歌って練習する。新曲ばかりだからなじみが無く、安っぽい歌詞だとか歌手の歌い方が裏声を出して妙に媚びてるだとか、わたしは批判的になる。十回、二十回と練習して、教室に行き、歌い方のポイントを指摘してもらう。みんなで何度も歌って練習する。すごく良い気分。そこで自然に自分の歌い方が現われてくる。写真が現像液に浸されて実体を現すように。

 一人一人、マイクの前に立って歌う。わたしは歌詞の母音を伸ばし曲を捻ったり遠ざけたり近づけたりしながら、歌詞に心を入れていく。歌の魂をまさぐりながら、捕らえ、自分の魂とひとつになって飛ぼうとしているのだ。魂を捕らえた時、自分が自在にそれを操る自信が湧いてくる。この時、すべてを忘れ至高の境地に陶酔している。鳥になって上昇気流にのり、どこまでも高く高く飛び続ける。

 教室を終えて帰宅し、散歩をはじめた時も心の舞台のステージでわたしは歌い、唄の魂と手をつないでいる。

 昨日は(霧笛の宿)が課題曲だったが、今もわたしはその魂といっしょになってその世界に酔い漂っている。

 文楽、歌舞伎、絵画、音楽などすべての芸能・芸術は魂を捕らえ作者といっしょになって心や体を踊らせる世界だということがわかった。性の世界もそうである。相手の体の反応に魂をとらえ、快感をあやつり、官能のギターを弾いているのである。

 歌手とは声の魔術師である。

絶滅も進化の一つである。

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日記
執筆 : 
nakamura 2014-11-9 8:14

 今の時代の流れ、日本人の変わりようなどを見ているとほぼ絶望的な気分になります。グローバリニズム(資本主義・民主主義による多数者原理)が世界をおおいつくし、地球破壊、環境破壊、食料資源枯渇が目に見えています。政治、経済、文化、芸術、教育などすべての分野が経済効果の視点で判断され、それ以外は排除されています。マスコミが先頭に立って経済ファシズムをおし進め、産まれた時からテレビやネットによる思想洗脳を受けています。

 恐竜の絶滅には食料資源を食い尽くしたとか隕石が地球にぶっつかったとか、いろんな説がありますが、一部の恐竜は恐竜という種を捨てて(鳥)になっています。大食漢で図体ばかり大きい彼らは自己嫌悪におちいり、もっと小さくなり、走りながらこのまま飛べれば良いな!と願っていたのです。その願いが長くつづいたため、翼が生え、体が軽くなり、空に浮き、やがて飛んだのです。人間社会でウツ病や精神障害者が増えると言うことは自分自身・人間であることに耐えられなくなっているからです。わたしの想像では人間のDNAは少しずつ変化していって(鳥)のような本当に自由に飛びまわれ、死ぬ時にはきちんと死ぬ、そんな種に進化しさせられるのではないかということです。絶滅も一つの進化なのです。

空腹が心地よい時

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日記
執筆 : 
nakamura 2014-11-9 6:02

 昨日、4年ぶりにOさんを訪ねました。退職する前の集金先で、彼も写真が好きなので話が合い、立ち話をし写真を見せてもらったりしていました。わたしのバイパス手術の経験や退職したことなど1時間も話しました。その中で、(空腹に快感をおぼえる時がある)というとすごく驚いて、(仏様の境地みたいですね!)と言うので、逆にこちらがそんなにすごいことなのか?と考えてしまいました。毎月、通院してますが、血液検査はすべて合格です。糖尿病は改善して薬を飲まなくなり、次は血圧の薬を減らそうと考えています。

 振り返ってみれば、現在の生活習慣を早く身につけていれば二度も死にかけるような体験をしなくてすんだものを、とも思い返しますが、酷い体験をしたから新しい生活習慣が身についたにすぎないのです。今の生活習慣はまず食事にあります。調理には塩、砂糖はいっさい使いません。ミリン、日本酒、醤油などを少量使います。ご飯の量はお茶碗の半分くらいでパンや麺類も以前の半分くらいです。肉や魚、野菜はじゅうぶん食べます。口の中に入れたものを30回くらい噛み、満腹感を与えます。間食は週に2、3回くらい、少量を食べます。毎日、1時間半の散歩をします。酒は好きですが脈が早くなる(一分間に90?100)ので特別な時以外飲みません。菜園作りをしたり、カラオケで歌ったり、趣味にたくさん励んでいます。

 在職中、空腹時に忙しくて食べれない時はすごくイライラして耐えられないくらいでした。心臓病のため何度も入退院をくりかえし、そのうちに空腹の快感を感じるようになり、今は空腹になってもイライラせず、逆に心地よい場合もあります。これは新発見なのですが、空腹時には先ほど食べたご飯や魚、肉などの味、それが胃の中に余韻として残っているいるのです。それを味わい直しながら、楽しむことができるのです。入院していた時の食事制限から自然に学びました。この境地に達するのは簡単ではありませんが、体に習慣として植えつけることが出来ればダイエットも簡単になります。

 もっと早くこんな生活習慣が身についていればよかったのですが、健康に不安のある方は早めに改善したほうが良いです。散歩が健康に良いのは血液の循環をよくするからです。体を温めればすべての病気は治る、という本はそのことにもとづいています。

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