ブログ - 20131215のエントリ
人間がアメーバのような単細胞であった時代、雄と雌の生殖器官はないというよりまだ未発生の段階であった頃のこと。動物と植物は分かれておらず、性別もなかった。細胞分裂で二つに割れ、際限なく増殖するわけだから性差は不要であった。ところが大きさ小ささ、高い低い、あるいは暑さ、寒さなど差異と格差がたがいにエネルギーを産み多様性をもたらすこと、それがひいては地球の繁栄になることを超自然は知った。それは普遍的原理になり、生物達はそれに支配された。その指示によって生物は動物と植物に分かれていった。次に生殖器官を発生させた。動物達は雄と雌に別れ、植物は雄しべと雌しべをつけた。初めはその二つは同じものであったが突然変異が起こり、交接・交配して多品種が生まれ、競争原理が生まれたのだ。超自然の狙いであったのだ。精嚢と卵巣も本来は一つのものであったが動物の体の中で分かれて誕生した。クリトリスとペニスも分かれて発生し、付属器官を広げて発達していった。それが男と女である。その二つはその状態で世に出てしまい、異性を求め続け繁殖していった。元の片割れを求め合うことは本能として残り、死ぬまで狩と求愛行動をつづけ、結合するまで安定しなかった。激しさのあまり殺し合いをすることもまれではなかった。