ブログ - 20130803のエントリ

エア・コンのない生活

カテゴリ : 
日記
執筆 : 
nakamura 2013-8-3 18:58

 先日、福岡市内に住む知人との会話の中で、(ぼくの部屋にはエア・コンがないのよ)と言うと、(どうして?)と不思議そうに訊きかえされ、返事に戸惑ってしまいました。

 設置するくらいの金はありますが、暑さが強いのはせいぜい9月までだ、と考えるとそこまでする気にはなりません。毎年、そんな反応をくりかえしてきました。昼をすぎると部屋の温度が35度になることはめずらしなく暑さに耐えられない時があります。そばの畑で作業をしていることが多いので、部屋で休憩する時は扇風機をかけます。

 畑の野菜たちはこの暑さの中で日陰に移動することもできず、じっとひたすら耐えています。日照り続きで生育も悪く、ナスは握りこぶし大より成長せず硬いままです。ピーマン、シシトウは栄養失調みたいに縮んだままで、3個ほどの苗は姿が消え、何を植えたのかわからないままです。畑に入ると(おじちゃん!水をちょうだい!)(ぼくにもかけてよ!)とキュリやカボチャ、トウモロコシ、ゴーヤ、メロンなどが盛んに声をかけてきます。(生物が進化する時、君たちは植物の道を選んだのだけど、それが良かったと思うかい?)とたずねると(わからない)という返事が返ってきそうです。

 わたしは自分で動物の道を選んだのではないけれど、動物に産まれて良かったと思います。心臓のバイパス手術をして一年になりますが、先日は知人と近くの海に出かけ、素潜りをしてきました。タコ一匹とサザエを三個とり、一年前、ベットの中から回診に来た医者に(サイクリングや素潜りはできるようになりますか?)ときいて(今年は無理でしょうけど、来年はだいじょうぶですよ)と言われ、そのことを思い出し、うれしかったのです。

 エア・コンをつかうことは贅沢だと考える部分もあります。地球上を資本主義がおおい、すべての人類がエア・コンを使うようになったら温暖化がもっと進み、住めなくなるにちがいありません。わたしは自然に恵まれた田舎に住んでいるわけですから、せめてその部分において暑さに耐え自然を大事にしたいのです。

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