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大きくなるまで待ってね

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日記
執筆 : 
nakamura 2025-6-2 9:45

  朝方、病院に行くついでに、あの空き地に寄った。勝手に入られてビワの袋をかけられたことは二つ前のブログに書いている。袋はかけられたままであったが、破られているものがあった。黄色くなった実を取って食べてみた。少し、酸っぱかった。

 甘くなるまでもう少し待ってね!

 ビワがつぶやいていた。

 どうして?、

 だってまだ実がじゅうぶん大きくなっていないじゃない。

 そういえばそうだな。

 大きくなった時に食べて実を土に落として欲しいのよ。

 なるほどな・・・。

 病院の待合室で、こんなやりとりを想像していた。

 でも、誰がそんな仕組みを作ったのだろうか?熟してから食べるような仕組みを?

 人間にはとうてい作れないし、ほかに作れるものはいない。

 そこで考えるのは聖書の創世記に書いてる言葉である。神が生きよ!増えよ!と言って自然を作ったと書いてある。

 クリスチャンにはなれないが、この部分だけは信じている。

 

この国の行方

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日記
執筆 : 
nakamura 2025-6-2 6:23

  土曜日は健康マージャンの日で楽しく過ごした。公民館に二十人ほどの会員が集まり、和気あいあいとゲームに興じた。わたしは親の倍満をつもり、上機嫌になったが、自分の動きが鈍く仲間たちに迷惑をかけていることに気づいた。手の前には17個の牌を二段に積み上げ、捨てはいは6個ずつ前に並べることになっているのだが、その数が間違ったりして、仲間がなおしてくれる。それは点数には加算されないのであり、十年前までは数まで数えてきちんと並べることなどなかった。名札を胸に下げて、カードを取って、席を決めることなどルールが徹底していて、トラブルもなく三時間を有意義に過ごしたのであった。その日の午前中はカラオケ同好会で、違う公民館でまた楽しく過ごした。そこもルールが徹底していて回覧板が回ってくると読んだサインうするのである。会費も安く、こんなことで楽しくすごせるなんてありがたいことである。

  だが、ちがう視点にはまった。ユーチューブで法人客の会食動画を見るがそれも面白く、外人が異国に来て寿司を食べ、おいしいおいしいといって喜ぶ場面も見ていて楽しい。清潔な国、電車も時間通りに来る、親切に対応してくれると誉め言葉だらけである。だが、この前、規則が多すぎるとある外人が言ったことが印象に残った。快適なのはルールをまもっているからである。

  その外人は日本は世界一の自殺国、農薬の使用も世界一、ということを知っていたのであろうか?興味がある。自殺者が多いのはルールずくめであるから自分がいやのなってしまうからだろう、それに、害はないと説明書に書いてあるから農薬を日常的に使うのであろうがそれが怖いことだと思わないのである。以前そんなことを言う者がいたので、じゃあその除草剤を飲んでみろ!といったことがあった。

 もしかするとこの国は世界を支配するのではないか?と考えてしまう。戦争が起こればまちがいなくどんな国も降参させてしまうかもしれないが、その前に快適ルールで洗脳してしまっているであろう。

誰がビワの袋をかけたか?

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日記
執筆 : 
nakamura 2025-5-24 21:19

  十年前までは今の家から二百メートルほど離れた家に住んでいたが、母が今の家を建てたのでそこに住み、前の家は借地であったので地主に返し、家は解体した。ところが地主は遠方に住んでいるのでその空き地の管理をすることになった。年に三度ほど草刈りをし、空き地の保全をしていた。

 一か月前にその空き地に寄ってみた。そろそろあのビワが大きくなっているか?見に行ったのである。

そこでびっくりした。なんとその小さな木のビワに二十か所ほど袋がかけてあったのである。誰がやったのか?考えたが、そのビワのことを知っている近所の者ではないか?あるいは通りがかりの者か?どうしようか?と考えた。今の家にもビワの木はたくさんあるので盗られても構わなかったが、そんなことをする人間がいることに怒りと不安をおぼえたのであった。次の日に行って、袋を良く調べてみると、新聞紙の袋、ビニール袋、紙袋と三種類あったのである。そして紙袋は薬局で薬をもらうときのものであった。ここに名前が書いてあるはずだ、と考えて袋を調べてみると犯人が出てきたのである。女の名前であったが名前は黒のマジックで塗りつぶされ隠されていた。警察にとどけようかどうしようか?と考えながらその女のことを想像してみた。糖尿病の薬だと書いてあったので、老いた女で頭が少し足りない者だと考え、そのまま放置することにした。

 一か月後にはビワが熟すであろうが、人間たちが食べる前にカラスが食べるであろう。米代や物価が上がって国民が生活苦になっていることがここにも反映されてると思った、

物忘れ生きてることを忘れしや

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日記
執筆 : 
nakamura 2025-5-22 7:21

  昨日は週に一度の、配食のアルバイトであった。そのために草むしりもせずに休んでいた。小雨が降り、一日中、雨の予報であった。一時間半ほどの仕事のために、エプロン、報告書、水、をバックに入れて、ポンコツ車で出かけた。 

 運転は運転手にまかせ、配達するだけでよかったが、釣銭を落としたり、配達先がいなかったり、亡くなっていたりして思わぬトラブルが控えていた。十一軒だからすぐに終わると考えていたが、気分は軽くなかった。その家は用心しなければいけないことは知っていた。お弁当ですよ!お弁当、持ってきました。と声をかけながら、玄関の上り口から入った。いつものように返事はないし、出てくる気配もない。声をあげながら、玄関から三番目の部屋のふすまを開けたが、そこに老婆の姿はなかった。いつもそこで寝ているはずであった。もしかすると、どこかの部屋で倒れているのではないか?と考えて、トイレ、浴室、空き部屋などの戸を開けていくが見当たらない。前回はその部屋で寝ていたことを思い出して、開けた。すると、布団の中から、やせた老婆が顔を出した。持ってきました!と言って、差し出すが、起き上がれない。やっと手を伸ばしたので引っ張り上げ、座らせた。老婆はなんとか胡坐をかき、弁当を手に取った・・・。

 仕事を終えて帰宅していたら、スマフォが鳴った。事務員の女からであった。消毒液を返していないという。引き返して、返した。返し終えて帰宅すると、スマフォが消えていた。車の助手席に忘れていた。そして、自分が出る前にペットボトルの水を忘れていたことに気づいた。

 そのうちに、生きていることを忘れるかもしれない。

なに想う地を見て咲きし枝垂れ梅

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日記
執筆 : 
nakamura 2025-5-21 7:55

  昨日、スマフォを開くと、いきなりメッセージが入っていた。このタイトルの句が、ユーチューブで高評価を受けています、という。思い返すとその句は三か月前に教会のラインに送ったものでユウチューブに投稿したものではなかった。高評価を受けていることに嬉しさを覚えていたが、ラインの中まで読まれているとしたら?と考えて怖くなった。このホームページのビデオ映像集の動画も知らぬうちにユーチューブに取り込まれていたのであるし、近ごろはわけのわからぬところから詐欺まがいのメールが頻繁に入ってきて怖くなっている。

 まだ世間を知らない子供や認知症の老人などがそんなメールを読むと引っかかってしまうに違いない、

とりあえず、高評価を受けていることに感謝すればいいのであるが、あなたの句を本にして出しませんか?などとくれば要注意であろう。自費出版系の出版社からそんな誘いが時々来るが、出版費用を持ってくれ、というのである。

子燕や苗代舞うふて豊作祈る

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日記
執筆 : 
nakamura 2025-5-15 19:36

  朝方、教会に投稿する俳句を考えたが良い句が浮かばず、家の隣の田んぼに行った。水が張ってあって、田植えを待っていた。予想していた風景であった。が、よく見ると、子燕が数羽、飛んでいるではないか!洗練された体形で素早く自在に飛び、仲間たちとあぜ道に降りて、泥の中の虫をあさり始めた。今年、生まれたばかりの子供でももう餌をとっているのであった。

 感動した。燕は遠い国からやって来て、この時期にしか見れないのである。すぐに飛び去ってどこかに消えてしまう不思議な鳥である。民家の軒下に巣を作って、子供を育てるが、カラスと違ってどこか高貴なイメージがある。オスとメスが巣を作って、子を産み、育てる。子は成長して、餌を取り、子を産む。この循環は不思議というしかない自然の秩序である。自分たち人間もその中の一種のしか過ぎない。

 子燕や苗代舞ふて豊作祈る

 こんな句ができて、すぐにメールで投稿した。

 自然に恵まれた環境の中で生きているこいとに感謝し、草刈りに一日を費やした。

悲しみを見せない花の美しさ

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日記
執筆 : 
nakamura 2025-5-13 21:37

  亡くなった者を美化しているといわれるだろうが、そうであろう・・・。母は二十年前に亡くなっている。近ごろ、思い出して、想いに耽ることが多くなった。若いころは彼女が鬱陶しく、嫌いであった。恩着せがましく、自分が望みもしないことに世話を焼いて、うるさかった。父はロマンチストで酒と女を愛し、家庭を顧みなかったし、子供たちに愛情らしいものを見せたことがなかった。途方もない額の借金を作り女のために使い、母はその返済のために金を借り、働いたのであった。百姓をし、呉服屋で働き、子供の世話をした。日に三時間しか眠らなかった。息子二人を東京の私立大学にやったが、二人とも良い人生は送らなかった。

 あれこれ思い出して、気づいたことは、彼女が一度も涙を見せたことがなかったということである。退職して野菜作りを始めて気づいたことはたくさんあり、その中の一つは花の美しさを知ったことである。母の植えた花がたくさん咲き始めている。バラ、菖蒲、水仙、シャクヤクなど、限りなく咲いている。まわりの草をむしってやると、花は美しくなっていくのがわかる。

 それが母のイメージに重なってくる。思い出してみると、彼女は想像もできない苦しい人生の中で、一度も涙を見せず、美人で、女優のように美しかった。

 

シャクヤクや暴風空に笑顔見せ

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日記
執筆 : 
nakamura 2025-5-9 10:47

  今日は暴風の予報が出て、買い物にも行けず草刈りもできない。部屋でスマフォのニュースや株価を見たりしていたが、退屈なので庭に出てみた。昨日の草刈りの跡を見たりトマトの脇芽を取ったりした。空を見上げ、本降りになったらどうしようか?と考えていた。すると、そばでシャクヤクが花を開き始めていて、笑ってるように見えたのである。毎年のことなので別に大したことではなかったが、句が浮かび、こんな俳句になった。

 自分は大雨を心配しているのに、しゃくやくは関知しない表情であった。植物であるから、移動することもできず、大雨が降ってきてもじっとしているしかない。知り合いに精神薬の飲みすぎで車椅子の生活になった者がいて、気の毒になり、あれではまるで達磨さんではないか?と思ったりしていた。だが、動物であるのに植物のように動けなることは実感としてわからない。数年先には80歳になってそうなるのであろうが・・・。

 人間は知性があって素晴らしい!なんて考えているが、シャクヤクのほうがはるか高い位置にいるように思えたのである。

杖つきて畑に通う老夫婦

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日記
執筆 : 
nakamura 2025-5-6 15:43

 近所の畑で見ました。

振り向けば人影なくて靴の音

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日記
執筆 : 
nakamura 2025-5-6 15:20

 散歩中に出会いました。こんな体験ありませんか?

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