ブログ - 20250816のエントリ
二十年前、NHKの集金業務をやっていた頃、ある農家を訪れていた。陰気な老婆が現れて、払ってくれていたが、ある時こんな話をしてくれた。農業をやている夫がむずかしことを言って困っているという。(おれはどうやって死ぬんやろうなあ?それがわからんで苦しいんや・・)そんなことを言われても答えようがなかった。そしてある日、夫は、と言って、そばの納屋を指さし、首をつって自殺したというのであった。
死ぬのが怖くて自殺するなんてまったくわからなかった。
つぎに,三年前、あるキリスト教信者の女の家に寄ってその話をしたのである。すると彼女は、神にいただいた命をそんなに粗末はできません、と答えたのである。
そして、今朝、このタイトルの句が思い浮かんだのである。命とは素晴らしすぎて怖きもの神に還して遂げるものなり。
聖書には神がすべての生命を作り、繁栄させているというのである。
自分のこの体もそうであろう・・。と、考えると生きるのが楽になった。
自分で責任を取らなくてもいいのではないか。人生における失敗も喜びもそうであろう・・。そのように考えるようになればその女信者みたいに幸福になれるのではないか?そして、神から生まれて神に還すのではないか?