ブログ - 20241020のエントリ
出来の悪い自分が大学で政治学科を選んだのは、その世界が外交を含め、人間関係臭かったからである。全共闘の運動にもまれ、仕事についてからは労働組合を立ち上げて、闘った。けっきょくはNHKに負けたが得るものは多かった。
77歳になった今、言えることは結局、政治とは利益供与の世界なのである。それが当事者や一部の者に利益を与えるのか多くの者達に与えるのかの違いにしか過ぎない。独裁国家であれば権力者や取り巻き連が対象であるが、民主主義となれば多数の票をとらねば政権がとれない。
さらに政治家の公約と言うのはその公約でいくら票が取れるかであり、政治的信念と異なる場合が多い。人気取りになってしまうのが今の民主ア主義である。だから、世界や政治は変わり様がないのである。有権者も利益供与にふりまわされてしまう。あなたの息子を良い会社、良い大学に入れてやる、良い仕事を与えてやるということになればほとんどの人間は票を入れてしまう。
その団体がすごい力をもって世の中を動かしている。目には見えない力で支配しているのであり、そのことに気づかない者が多い。
けっきょく、民主主義とは堂々巡りの構造であり、そのことに気づいて立ち上がらない限り、堂々巡りをして崩壊してしまうしかない。自然そのものに利益をかえす、ことを叫ばなければならないのである。