ブログ - 20231018のエントリ
昨日は、午前十時から午後一時まで、大手スーパーで、カート整理の仕事をした。三時間の仕事なのに近頃は、脚に故障が生じて動かなくなるんじゃないか?と怯えている。お客さんの中にも高齢者が多く、不自由な歩き方をしている人を見るし、あれは何年か先の自分の姿だと考えてしまう。もし動かなくなれば仕事をやめるしかないし、生活の困窮は目に見えている。
現場の店には新しく大手電気店がテナントに入り、割引期間中なので駐車場は満車であった。近頃は客足が減り、店長は従業員でその仕事は間に合うといって、月に二日間は出勤日数を減らしていたのであった。
昨日の火曜日はポイントデーでもあって、十時半頃からレジのそばで動き回るお客さんの姿が増えた。十か所のレジ前、三か所の出入口、駐車場の五か所と歩き回って置き去りにされたカートを手で押して運ばねばならない。気候は涼しくなったのにシャツは汗にまみれ、息をつきながら、休憩なしで歩き回る。一万歩以上である。客の流れを見ては素早く休憩場に逃げ込み、水を飲むが、そこはロビーなので店長から禁止されている場所なのである。
仕事をしながら、終わったら何を料理して食べようか?と考えるし、今日の仕事が終われば四日間休めることに期待がふくらむ。
十二時過ぎると、客足が減ってきた。彼らも昼食をとるためだ。
十三時に交代者が来て、自分の仕事は終わった。
バイクで走って別のスーパーに行き、考えていたラーメンの材料を買い、帰宅する。麵を茹でて、食べ、美味しかった。
本来はそれからたっぷり休むのであるが、体はじっとしていなかった。庭の草刈りをしようと部屋を出たが、部屋の前の日本庭園、そこに伸びていた、ヤブガラシが気になり、鎌で切り始めた。すると、しだれ梅の剪定になり、けっきょく夕方までかかってしまった。
風呂に入り、食前の酒を飲む。体を座椅子に伸ばして、スマフォで天童よしみの(夕月おけさ)を聴き
ながら、歌う。仕事前の不安はふきとんでいる。
カート整理の仕事は戦場であったのだ。あれは生きるための戦争であった。
ウクライナ戦争が小康状態になった?と思っていたら、今度はイスラエル戦争が始まった。数百万人の犠牲者が出ると報道されながら、やめる気配はない。
もしかすると、戦争は人や国を強くする、そのために戦争が起こるのではないか?
と、そんな事を考えてしまった。
だから、怖いのである。