ブログ - 20211211のエントリ

孤老の楽しみ

カテゴリ : 
日記
執筆 : 
nakamura 2021-12-11 8:17

  朝方、寝床でうつつの状態であったころ、j部屋のガラス戸のそばに四、五人の老女が立って、寝床をのぞき込むようにしていた。その前に、自分は布団の中でめずらしく勃起していて気持ちよかったが。女の何人かは顔見知りのようであったので起き上がって声をかけようと考えたが、うつつの時によく見る幻覚であることがわかったので、眠りの世界に戻ろうと考えた。起き上がって手を伸ばせばまちがいなく女達の姿は消えるのである。女の幻覚は楽しくなる。目覚の幻覚はスリルがあるが、そのうち、お迎えが待っていることになるであろう。それも良い。

 最近は、午後八時に寝て、午前八時ころにおきるようになっている。八時に株式市場が開き、値はまだつかないが売買の数がスマフォに出るので予想をするのが楽しみの一つになっている。

 体調が良ければ、いつものように山の散歩を始める。山に近づいてその入口にある民家の物干し竿をのぞきこむと、必ず白いスリップがかくれるように干してある。真冬でもそこの主婦は腰まで短い下着をはいているのである。肩にかかる紐が細くてセクシーである。その姿で寝床に入っている彼女を想像するのがまた楽しい。何度か顔を見たことがあるが、普通の主婦であった。

 少額投資であるが、株価の動きをほぼ一日中見、産直に出したもみ殻の売れ行き情報をスマフォで見る。

 屋敷の草や木を切るのも楽しい。

 最近は誰も訪れなくなったのでどこに行ってなにをしようと自由であるが、カネがないので遠出はできない。酒に酔って、小倉の船頭町あたりをブラブラしたい。二十年ほど前は週に一度くらい通い、楽しい思いをしたので、十軒ほどある店の呼び込みに声をかけてみたい。名器の女はいるかい?経験したことあるかい?などと話しかければ面白いであろう。

 夕方になると、まず、酒を飲み、ツマミを家で食べる。すごく美味しい。飲みながら、スマフォでキムヨンジャの(巫山港に帰れ)を聞くと涙が出るほど感動する。それを聞きながら、夕食の準備をする。昨夜はもつ煮をつくってみたがこんなに美味しいとは知らなかった。ネギは自宅でさいばいしたもになので、自分の人糞をかけているが汚くは思わなくなった。

 さて、今晩は何を食べようか?明日、明後日とバイトのない日なので自由である。バイトは社会参加をすることなので楽しいが、バイトを終えれば自由になれる楽しさも含んでいるのでまた楽しいのだ。

 

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