ブログ - 20210417のエントリ
三日前の毎日新聞に、コロナの変異株はコピーミスによってできた、という記事が載っていた。それは
感染症の権威者の言葉であり、わたしの眼を引いた。変異種ではなく、変異株と表現しているのはまだ種にはいたっていないという判断からであろうが、従来の種から置き換わっていっており、新しい種をつくっているのである。それが数倍の感染力を持っているということは注目すべきことである。だが、それがRNAをコピーして増殖する時点において、ミスをしていると判断しているのはオカシイとも考えた。感染力が増したと言うことは失敗ではなく成功なのである。本来、コロナは単細胞であるから異種どうしの交配によって違う種類をつくることはできない。コピーミスをしたように見せかけて、多細胞生物のようにワクチンに負けない種をつくろうとしているにちがいない。感染力の弱い株は競争に負けて消えていく、つまりコロナは多細胞生物の持つ競争原理を導入したのではないか?人間がワクチンをつくってコロナを絶滅させようとするのに対抗しているのである。
これは米中が覇権争いで果てしない闘いをしているのと同じであり、今後のコロナVS人間の果てしない闘いを予感させるといえるのではないか?恐るべきことである。
人間の独断でミスと規定することはコロナの戦略を正確にとらえきれないということになり、今後のコロナ対策にも支障をきたすことになるであろう。コロナは人間以上の思考力・判断力をもっており、今回のコロナ事変で人間の知性を試しているのでもある。
従来の人間の視点から生命本来の考え方に変わり、人間中心主義から脱却しなければならない。
コロナは変異種に変身することで(進化)していると判断すれば、人間の側ももっと観点を向上させて進化するべきである。