ブログ - 20201022のエントリ
今日は何もしなくてよい日になった。小雨が降っているので、庭仕事はないし、スーパーの籠の整理も、弁当の配食作業も、産直出荷も休みである。布団に寝転がって、庭を眺めたり、ラジオを聞いたり、考え事をしたり、庭に出てギンナンを拾ったりしていれば良い。
日照りがつづいたので恵みの雨であり、野菜も草も喜んでいる。雨は雑草にも野菜にもレモンにもスズメにも等しく恵みを与えてくれる。これこそ、神、であるが人類は資本主義の発達とともにないがしろにしてきて、コロナによってしっぺ返しを受け始めた。
磁力は霊魂である、というターレスの言葉を前回、引用したが、物質と心の関連は天才物理学者・ロジャー・ベンローズなどによって一時さかんに取り上げられ、本になったが、近頃は立ち消えかかっている。これが本格的に証明されれば宗教、精神医療、マスコミ、教育など多方面が打撃を受け、潰れる可能性が出てくる。言わば危険な思想なのである。それらの分野は業務上の話が難しくなれば、心、という摩訶不思議な分野を持ち出して責任の転化ができたが出来なくなることになる。自分達の実体が暴露され、立ちいかなくなってしまう。
恋愛だって、男女の元素の化学反応だと言われれば、すごく単純になり、文化さえ成立しなくなるであろう。自殺願望だって、ウツ虫がうごめいているだけで、二三日絶てばソウ虫の出番がやってくることがある。陰と陽、+と-が周期的に入れ替わっているだけのことがある。
さまざまな出来事はデジタルで細分化するから混乱するのであり、単純化して哲学化すればたわいのないものかもしれない。ものごとを難しくして、仕事をつくっていくのが資本主義の宿命なのである。