ブログ - 20190731のエントリ
反社会勢力という言葉がいつの間にか生まれ、マスコミに登場するようになった。なんとなく胡散臭い言葉だと考えながら、社会に定着し始めている。何かおかしい?言葉の背後に黒子みたいのがいて操っている?と時々、考える。国家や社会が変わる場合は何時の時代にも言葉から変わっていくのである。スケベ、変態、男女、造反有理、反権力、反抗心、田舎者など色んな言葉が消えていき、性的少数者をはじめ、新しい言葉が次々に登場して社会を変えていく。この流れはどこに向かっているのか?という疑問も浮かぶ余地がない。怖いことである。
反社会勢力とは、基本的には社会の秩序を荒らす暴力団を指している。義侠心という言葉で組織を繁栄させてきた彼らも資本主義に洗脳され、弱い者いじめの詐欺集団に転化してしまった。彼らを利用している人がいる限り、彼らが消えることは無い。一時は銀行が高利貸しに資金を融資していたこともあったのである。
年金難民、年金餓死者が出始めて、食べるものが無くなり、デモや抗議行動を繰り返すことが考えられる。そんな場合、彼らを反社会勢力と名指しして、抑圧するのではないか。以前であれば、反権力闘争と呼ばれていたものが、反社会勢力とすり替えられて権力側の攻撃対象にされはしないだろうか?大いに、心配されることである。
改革や革命は、先ず、反抗から出発するのである。