ブログ - 20190705のエントリ
これはある小さな任意団体での出来事であるが、日産自動車のゴーン旧会長にもみられるような大問題になる(芽)でもある。
会計を担当していた老人が88歳になって、続けることは負担が多すぎる、ということで私が変わらせられることになった。わたしはエクセルが少しは出来るので、会計簿の仕様を計算しやすいように変えた。年間の合計だって、オートサムで一秒もかからないのに、前任者は数百枚の領収書の合計を電卓ではじいていた。2019年度の四月分から交代するということで、私は今年度分からの会費を合計して出し、繰越金の現金と照合して、変わるつもりであった。
ところが、会費は前納で払ってる人がいて、前年度の収入に入っていたのであった。自分のはじいた金額とダブってしまっていた。私も前任者もおどろき、途方にくれた。結局、私は前任者にダブった人を出納帳から探し出してくれ、自分は、支払い済み、と入力するから、と言ったが、彼は大変なことだ、と言って応じなかった。出納帳の通りに入力していけば良いじゃないか?といったが、そこは、収入、支出の区分けがしてあり、上納金や行事費などの区分けがないが、オートサムで計算が出来ないと考えた。
彼に、ある催事の助成金を支部長は出す、と言っていたので、その話をすると、そんなことはこれまでしたことがない、と言った。わたしが主宰したものであったが、数千円の赤字であったのだ。ちがう話になって、総会の食事代の領収書はどこにある?と訊くと、いつまでもごそごそ探し始めた。私は、嫌になって、帰宅した。
その話を支部長に電話すると、今度の執行委員会で、議論をしようと言う。
6人の執行委員はたぶん、賛成・反対のはっきりした返事をしないであろう。それに、前任者は私生活の金と団体の金を一緒にしていたのであった。
ここで、組織の浄化作用が問われることになる。
会計を明朗化するには発足当時にまで遡らなければならない。国をはじめ、いろんな組織・団体が不祥事や不正を繰り返すのはそこにある。結局は革命を起こし、ご破算にしないと、解決しないという、それが真理である。