ブログ - 20190603のエントリ
昨日の日曜日は、町営ホールで(北のひとり星)を歌い、まずまずの出来具合であった。何人もの知り合いから誉められた。
今日は体がだるくて、何もやる気がしない。リクライニング式の座椅子に寝転がって、小説を読んだり、考え事をしたり、ぼんやりしていた。腰が痛く、膝も痛み、腕も痛い。四日間、つづけて、梅の実を竹竿で叩き落としたことを思い出した。5メートルもある竿で何度も伸び上がって、叩いた。始めの頃は、アラレが降るように落ちて来たが、思い切り、強く叩かなければ落ちないようになった。
昨日、産直店から売り上げの、メールで来ていた。梅の欄は、?50円になっていた。おかしい、と思っていた。客からクレームが出たに違いなかった。二日前に梅の実を詰めて出そうとした時、小さなアリが袋の中で這っていたのであった。潰そうとして、逃げられ、そのうち死ぬだろうと、と放置していた。客はそのアリを発見し、店に返しに行ったのであろう。店は金を返したであろうが、50円の意味はわからない。
今日も五時ころに目が覚め、30分ほど書きものをし、産直店に出荷するものを考えた。以前、住んでいた家の庭に入り、熟したビワを採り、持って帰って6個ずつ、袋詰めをした。一袋、150円にしようと考え、バイクのボックスに入れた。桑の実が熟していることを思い出し、庭の端に行って、100個ほど採った。一袋に15個入れて、100円で出そうと考えた。
産直店に行くついでに、コイン精米機に寄り、ヌカを探したがなかった。
産直店に着くと、すぐに、店長を探し出し、?50円の原因を訊ねた。
「お客さんが、傷だらけの梅が入ってるって言って、傷ものを返しに来られたんですよ。十個ほどったので、五十円をお返ししました」
わたしは、
「よく点検してだしたけど、2.3個は傷ものがあったかもしれません」と言って、謝った。
アリのことでクレームではなかったので安心した。ナメクジが入っていて、注意されたことのあった。
食べ物を出すことは難しい。毒草が混入することだってあり得る。損害賠償をされたら、私が払わねばならない。
自分が梅の木を叩き過ぎたからであった。出していた3袋も売れずじまいであった。
おまけに腰痛も出たのである。叩かれた梅の実は、売れないことで仕返しをしたのかもしれない。そう考えると合点がいった。
骨折り損のくたびれ儲け、という幼い頃、口にした言葉を思い出して、つぶやいた。