ブログ - 20160416のエントリ
一昨日の午後9時頃、地震による大揺れが起こった。和風のがっちりした我が家が揺れ続いた時には、おどろいた。揺れが収まった時に窓を開け、軒ひさしを支えている大黒柱を見た。びくりともしていなかったので安心したが、数時間後にはケイタイ電話から緊急災害情報が出て注意を喚起され、町のスピーカーも大地震が来ると注意を喚起した。何ヶ月かぶりにテレビをつけると、熊本県の災害現場の光景が何度も放映される。布団に入って眠りかけると、地震が起こり、叩き起こされた。
よく考えてみると、地球の重力が起こしたのであった。断層が1メートル以上ずれた。重力の法則によって重い物が軽い方へずれ落ちたエネルギーが地上に衝撃を与えたわけである。すごいエネルギーであるが、これが地球に自然をつくり、人類を誕生させた根源(神)でもある。高い方から低い方へ移動するベクトルは山と谷の高低をつくり、水の流れをつくり、海に水を貯め、蒸気になって山に戻し、また雨を降らせ、海に貯めるという循環力を作った。心臓が鼓動を打ち、呼吸をし、食べた物が胃に流れ、栄養が体内を巡り、脈を打って血液、リンパ液が流れ、また胎児を押し出し、生命の活動を司っている。
すべての活動の根源は重力にあり、それが自然の動きになり、私達の活動もその一つにしかすぎない。