ブログ - 20160401のエントリ
マスコミは絶えず有名人を悪役に仕立て上げ、売れ行きを伸ばし、収入源にしている。資本主義の世界だから当たり前のことであるが、そのやりかたはある面で事実や真実を目隠しにするという重大な欠陥でもある。悪い面ばかりが強調されすぎて、他面が覆い隠されてしまうのである。太平洋戦争の時に、負け始めているのに、勝った!勝った!と書き続けた姿勢に似ている。大本営発表に従ったまでであるが、今は、読者の生贄への欲望、売り上げ増に従っていて、それはマスメディア本来の目的から離れてしまうことを忘れないで欲しい。
(五体満足)の本を出版した障害者が不倫をした出来事など良い材料である。手足がないのにそれを乗り越えた作者はこれで生命を奪われたに等しい。不倫、というのは一夫一婦制が生んだものであり、雄は多くの種をばら撒き異種をたくさん作る性の仕組みになっているのである。一夫一婦制というのは家族を多く作って人頭税を多く取ろうとする権力の狙いにしかすぎないのである。その不倫を問題視することで権力は一夫一婦制を守ることができたのである。
こんな書き方が出来るのは私くらいしかいないであろう。有識者が書くとまた(悪役)に仕立て上げられる。無名であることはこんな時に強い。
次に千葉大生による中一少女監禁事件。ドアに外鍵が付けられ、脱出出来ないようにされたのは事実であろうが、外部に叫ぶ窓はあったし、加害者といっしょに外出もしている。何故助けを求めなかったのか?誰もが疑問に感じるが、加害者は両親に捨てられ、誰も捜してくれない、と少女に訴え、少女は助けを求める決意が出来なかった、と県警が述べている。毎日新聞はそう書いている。わかったようなわからない言葉である。
わたしの推測は次のようである。少女は最初は監禁されたことに驚き、怖がったが、加害者が食事を与えたり、話しを二年間もするうちに、親しみを覚え、恋愛感情が混じってきたのである。加害者と被害者の交感状態であり、こうなると加害者でも被害者でもない恋人関係であるが、少女は家に戻る時、両親にそんなことは言えず、監禁されている、と110番通報を公衆電話からしている。公衆電話が使える自由な状況であれば、家に帰るか、両親に通報すれば良いではないか?けれども、少女は恋愛関係にあったことは両親に言えず、監禁されている、と先ず訴えることにより自分を被害者であると正当化したのである。女は被害者を装うことが巧みなのだ。