ブログ - 20151127のエントリ
福岡教育大学の日本事情Bの科目に通い始めて、十回目ほどになる。このブログに書いているように良い刺激を受けてる半面、いろんなことが見えてくる。八十%ちかくを占めている留学生達の活気のなさ、元気のなさである。ほとんどが韓国、中国人たちであるが、彼らにとってここは異国に地なのである。日本語を憶え、日本人を理解するだけでも大変なことであろう。日本人は冷たい、と(考察用紙)に書いているという報告を二件ほど先生から公開された。なるほど、とわたしは思った。日本人学生その者でさえ元気がない、活気がない、曖昧なのである。時代のせいである。産まれてから冷暖房、水洗トイレで生きてきた者達に活気が出るはずはないし、小学校の教室に、冷暖房設備を入れろ、と要求する時代である。自己主張や正論、暴言を言ってはいけない国である。活気がないのは当然であり、自己主張の強い韓国、中国人たちから見れば、冷たい、と感じられるであろうし、国境問題、従軍慰安婦問題、南京虐殺など難しい問題が噴出した時代である。
わたしは国内において(変わり者)で通る人間だから、外国人の立場に近い。留学生の心境はじゅうぶんにわかるが、日本人の曖昧さが逆に一神教をつくらず、自己主張をしないことが内乱を防ぎ、米国への軍事的依存が戦後、外国との戦争を防いでもいる、とも考える。そこを留学生や外国人に伝え、彼らに考えてもらいたい。