ブログ - 20151115のエントリ
ある友人にケイタイで電話を入れたが、出なかった。待っていたが、向こうからも掛けて来なかった。5年ほどの付き合いで彼が私を嫌った理由はわかったが、それを詫びて関係を戻す気持はない。
嫌われる力、なんてタイトルをつける私はやはり変わり者だと多くの人は思うであろうが、それは自由である。自然界で動物、昆虫、植物には嫌われることで身を守っているものはたくさん居る。きれいな蝶が幼虫の頃には体中に棘を出し毒々しい姿で身を守っているし、植物でもバラは鋭い棘で身を守っている。マムシ草は茎をマムシの斑模様に似せて守っている。彼らは嫌われなければならないのだ。
わたしは身を守るために嫌われるようにしたわけではないが、孤立無援の状況は身を守ることでもある。人に好感を持たれると、金を貸してくれ、借金や部屋の賃貸の保証人になってくれ、健康食品を買ってくれ、投票の依頼、女であれば男から体を狙われる、男であれば女から金を取られるなどなどさまざまな被害が出てくる。嫌われてもかまわないと言う姿勢になると、人も寄ってこず、人に好かれようと無理な態度をとる必要も無く、我が道、を歩くことが出来るのだ。
組織で働いている人はそうはいかないこもいれないが、自分の心が徹底していて揺れなければそれでやっていけるものだし、逆にまわりの八方美人たちは尊敬さえするようになる。会社に対して本当のことを言ってくれて感謝してる、と言われたこともあった。ーあんたは皆から灰汁が強いち言われるやろう、と初老女から言われた。今の時代に産まれてくるべき人ではなかったとも管理職から言われた。少し気にかかったが無視した。
仕事で不利益を受けたことはなく、逆に管理職からは怖がられ、機嫌をとられた。