ブログ - 20151109のエントリ
ネットの進展は怖いくらいの早さである。わたしなど、(岡垣町 ・・・・)で検索すればすぐに出てくる。・・のHPにどんなメールを送ったとか住民投票議会で何を話したとか、頼みもしないのに公開されている。今年の反安保で若者たちがネットで仲間を作って団結したとか、中近東でアラブの春が訪れたとか、そんな事実からある大学教授はこれで日本にも変化の時代が来た、と話していたが、わたしは残念ながらそうは思えない。現在、とくに私の住む田舎町を例にとればわかるように噂話、蔭口はネットが出現する前から情報局であった。暇を持て余した主婦や男達が他人の悪口をいうことで自分が善人であるという錯覚に満足・快感を覚えていて、わたしが姥捨て山のカラオケ会から断りもせずに他のカラオケ会に移ったことなど、行動に移った二週間後にはすでに情報として流れていた。カラオケ会の女先生に惚れてストーカーをしてる、という有られもない話を広めている女の話が耳に入った。わたしは笑いながら、話を聞いていて、出所の当人に抗議をする気もない。聞いた者がそのデマを信じようがそれが広まろうが関心はない。
多数派が石垣を作ったピラミッド社会では多数派が頂点を攻撃し、壊すことはありえない。頂点を攻撃するのは石垣から外れた異端者である。多数派は見て見ぬふりをするだけで主張はしないから、変化はもたらさない。蟻の巣の中で働かない蟻を排除すると、働いていた蟻の一部が働かなくなったように構造は変わらない。社会も変わらない。民主党が政権をとったがすぐに利権政党にとってかわられたのと同じである。
ここで話は重力の法則に跳ぶことになる。重い物が下に集まる法則は山をつくり、左右対称系をつくり、数と重量をj減らした次の段が上層部を支え、それが次の段を支えていくのである。太鼓の時代から山やピラミッドは地震がおこってさえも崩れない。同様に社会の構造も壊れず、変わらない。封建時代、民主制時代と表示は変わっても同じなのである。食物連鎖の下層には弱小生物(これは一面的な考えで弱さは強さでもあるが)たちが上位を支え、それが連鎖しているのと同じである。