ブログ - 20150927のエントリ
前回のブログで静電誘導について書いていますが、この現象、原理、法則は自然現象や人間、社会に敷衍できるのです。格言やことわざ、警句は全体をとらえて一言で言い表わしているので、哲学と言えるものがあり、このタイトルも哲学です。静電誘導とは物体を擦ると、一端に+の電気が発生し、端にそれと同じエネルギーの?が発生するというかなり知られた現象です。
わたしがバイクに乗って集金業務をしていた頃の体験ですが、冬の寒い時など6、7時間も走り回ると体が冷え切ってガチガチになります。帰宅して暖かい風呂に入った時の気持よさは経験した人でないとわからないし、冷暖房の入った部屋で生活してる人にはその心地よさはわりません。体が凍えきっていた時には上昇する体温と心地よさが準備されていたのです。凍える度合いが高ければ高いほど上昇する体温と心地よさは高く、それは静電誘導の原理と同じです。(富裕、貧乏)(愛情、憎しみ)(成功、失敗)(健康、病苦)(戦争、平和)などすべての現象にこの格言は適用できます。
同時にそれら対立してる現象もエネルギーという領域においては等価なのです。鍵と鍵穴の関係のように反転させてみると実は同じ形であり性質なのです。だから一方が存在していながら、他方がなくなるということはありません。両立するものなのです。これは(ゼロ・サム世界)の考え方と同じです。