ブログ - 20150102のエントリ

「人間この最低の生き物」を発行して。

カテゴリ : 
日記
執筆 : 
nakamura 2015-1-2 2:10

 昨年の12月末に原田可菜人氏を訪問した。宗像市の田舎で古民家を再生し、(種紡ぎ村)として村つくりをしている人で、(レア仲間)の一人である。一年前に古民家を料理屋として開店したが、集客がうまくできず、赤字、赤字と嘆いておられた。

 店に入ると、彼はマキストーブに薪を入れてくれたが排気がうまくいかず、煙が天井を這っていた。2年間もかけて椅子、テーブル、棚、囲炉裏、トイレを一人でつくり、金もかかったのに排気のことに気づかなかった。設備をすれば100万円はかかるという。

 彼は半年前に童話「人間この最低の生き物」を自費出版した。副題にーそれは私です。あなたです。?と書いてある。ータイトルがひどすぎるんじゃない。エッセイならともかく子供に読ませる童話でしょう?親が買いますか?とわたしは言ったが彼は黙っていた。?すでに一千部が売れた。ーと彼は言い返した。わたしは自分がすごい変わり者(レア)であることは十分すぎるほど自覚しているがそれに負けず劣らない姿勢に言葉がなかった。自費出版に200万円はかかってるはずである。今年の西日本新聞に彼のことが紹介されるという。民放テレビが放映を頼みにきたが彼の趣旨は入れないというので断ったという。かれの姿勢は立派だと思う。客商売か、自分の生き方を貫くのかのせめぎあいの中でビジネスをやるのはむずかしいだろうが、他人の児でも我が子として育てよう、という考えには大いに同意できるし、応援もしたい。

 彼に引き換え周りを見回すと、人の顔、社会の変わりように気味が悪くなる。子供の騒ぎ声、泣き声、はしゃぎ声を聞かなくなった。感情を出すのは悪いことという風潮になれば生きてる表情もなくなってしまうのは当然である。

 わたしは逆の生き方を目指している。会社をやめ、家庭もなく、これまで抑制された自分自身を発揮するのだ。作詞した(ふるさと岡垣)を歌い、ユーチューブに出すであろう。濃い茶色のツナギ服の背中、そこに組んだ鉄輪を刺繍し、レア仲間のタイトルを出して世界に向かって歌うであろう。

 

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