ブログ - 20250504のエントリ

障害が個性になる時

カテゴリ : 
日記
執筆 : 
nakamura 2025-5-4 7:14

  昨日のニュースで、タレントの広末涼子さんが自らの行為を双極性障害と認め、治療に専念すると告白した。介護してくれている看護師に暴力をふるったのであった。

  この病状は以前は躁うつ病という病名が与えられていたが、双極性障害という言葉に置き換えられている。分裂病、躁うつ病、発達障害、双極性障害と病名が目まぐるしく変わるのは精神の病の複雑さを現している。自分はどドモリであり、知能が低く、感情の乱れる男で苦労をして生きてきたが、近ごろは見る目が変わってきた。自分の家の近くに障碍者養成施設があって、毎日、障碍者たちが訪れ、施設のドアが開くのを外で待っている。

 不自由な歩き方をする若者が駅から歩いてきて橋を渡る姿を見て、気の毒だと思いながら、あの歩き方はもしかすると芸術的なのではないか?と考えることがあった。自分がどもってしゃっべるとき、個性的な話し方ですね、と言われたことがあり、その人はたぶん、ドモリという症状を知らなかったと思う。そんな見方があったのか?と考えながら、自分のしゃべり方を振り返ってみると、そ、そ、そうなのです、と言葉を出したりしているのである。

 タレントや俳優は個性的でなければつとまらない。広末さんはそこに個性と才能を認められてタレントになったわけである。そこに治療を入れて普通の人になったとすればそれで天性の職を失ってしまうのではないか?不自由な歩き方、ドモリ、普通ではないものに対して、それをrareだと認め、社会に受け入れてやれば世の活性化になるのではないか?

 

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