ブログ - 20240927のエントリ
今、世間で騒がれている斎藤・元・兵庫県知事の出来事と彼の対応の仕方を知ると、理解出来ないまたは不思議であると言う気がする。部下が彼の内部通報を知られて解職という報復を受け、悩みの末、自殺までしているのに元知事は次回の知事選に出るという。彼はその責任を取って失職し、県議会では議員全員からの不信任案を突き付けられたのにである。
自分は彼の言動に反発をおぼえながら、良い悪いは別にして彼の言動を理解出来ると考え、世間では度々起こっていることでもあることに気づいた。
結論を出すと、蚊帳の内と外という立場の違いである。知事のパワハラや仕事上の不始末が内部通報されたのだが、それは彼にとっては一緒に仕事をしてきた仲間の密告・裏切りであり、断じて許せず、死のうが生きようが知ったことではないのである。世間が騒いでもそれは蚊帳の外での出来事であるし、自分は仕事を一生懸命してきているではないか?と考え、蚊帳の中に籠っている。蚊に直接刺されることはない。
世間で事件が起こる場合はほとんどこの立場の違いからであり、それは平行宇宙の世界で交わることは少ない。こんな私であっても過去の出来事を振り返ると、四十年後の今になって、あれは自分い責任がある・・・、と思うことがいくつも出てくるのである。