ブログ - 20240826のエントリ
今年の五月で77歳になった。平均寿命を基準にしてもあと数年しか生きられないはずである。アルバイト、カラオケ会、日曜礼拝、弁当配りなど短い時間をこなしながら、死なずに生きていることは事実である。そろそろ死期を感じ取るころのはずであるが一向に感じ取れないのである。死を待っているのに来そうにない。他の老人たちはどうなのだろうか?と考えてもそんな質問をすること自体がタブーである。
死期が近づくと幻覚を見るらしい。天井裏から小人のような男が降りて来て、手招きしたと言う話も知っている。自分は椅子の背中に人の気配を感じたりするjことはあるが、手を伸ばすと、消えている。
体調は悪い。お盆をすぎてから慢性胃炎はひどくなり、吐き気がし、喘息の発作も続いているし、便秘もどくなった。
心筋梗塞の前歴があるので、死ぬとしたら脳梗塞か心不全であろう。
島尾敏雄さんの小説に、出発はついに訪れず、と言う作品があるが、あれは召集令状をもらいながら呼び出しがかからなかった男である。
振り返って見れば悪行をしてきた自分に死が訪れないはずはない。近頃は人を傷つけてばかりいた人生が思い起こされ耐えきれなくなる。
神よ、早くお迎えに来てください!と祈りたい気である。