ブログ - 20230408のエントリ

単細胞へ進化する人間たち

カテゴリ : 
日記
執筆 : 
nakamura 2023-4-8 20:38

  その店にはもみ殻を出荷しているので、週に2回は行く。先日、もみ殻を出し終えて、レジの女としゃべっていたら、もう一人の女が事務所から出て来たので、声をかけ、「この前から気になってたけど、あなた、顔が大きくなったね?肥えたんじゃない?」と軽口をたたいた。すると、「そんなことないわ。お腹だってでていないし・・」と言って、「その言葉はセクハラよ」と付け加え、私の肩をつねったのであった。一瞬びっくりしてやり返そうと相手の肩をつねってやると、硬い筋肉質であるのがわかった。彼女は挨拶もきちんとする女で副店長になっていた。入社した頃は細面の美人であったが、十年たってたるんだような顔になっていたのであった。この前、彼女はは配達に出ようとしていて私に気づき、遠くから、中村さん!と大きく叫んで手を振ってくれた、おれに気があるのか?と期待していたが、セクハラ!と言われてがっかりしていたのである。

 彼女との会話を聞いていた年増の女(差別用語?)は話を聞きながら笑っていたが、先日私がトイレから出てくると、戸はきちんと閉めてね!というので、わかったとこたえると、「立派なものを持っとらっしゃるやろうけど・・」と言い、後で思い返して、「もっとるよ」と言い返してやれば何と答えたか?と思ったのであった。

 今日も、その店に行ったが、朝の七時ころだったのでその女とは出会えなかったが、今度、会ったらどうしようか?と考えるのである。別に気にするような言葉ではない、といえばそうであるが、この前のヤフーのニュースで背が低いと言われて、差別だという記事がのっていたので気にかかるのである。近頃、セクハラ、パワハラなどの言葉が異常に出てくるので、自分で何とも思っていない言葉が上げ脚を取られることはありえるのである。

 それにこの流れがこのまま進んでしまえば、美しい、醜い、背が高い、背が低い、など形容詞が使えなくなってしまい、美容整形された言葉に占められてしまう。それは差異の否定と消滅であり、雌雄別種から雌雄同主、単細胞への逆戻りになる。それはやめさせなければならない。多種多様の共存性をすててはならないのである。

 

ログイン
ユーザー名:

パスワード:


パスワード紛失

ブログ カレンダー
« « 2023 4月 » »
26 27 28 29 30 31 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 1 2 3 4 5 6
アクセスカウンター
2024/05/21:50/105
2024/05/20:87/176

2024/04/21より2468/7572