ブログ - 20230308のエントリ
この出来事は五十年間、悪夢となってよみがえり、夢に出て来たのである。
「てめえら、チンタラチンタラしやがって先輩に対する態度がなっとらん!」その言葉が発せられると、ベランダに整列させられた13人ほどの新入生のみぞおちは、一人14発ほど、鉄拳で叩かれえていった。うめき声が連なり自分に近づく時の恐怖は殺されるほどの恐怖であった。空手の練習で体の筋肉を鍛えられていても、みぞおちだけは筋肉がなく鍛えようがなかったのである。
そのシゴキは毎週行われ、自分は失神して倒れたが、それでも行事のように続けられた。五十年前の当時は多くの体育会で行われ、ワンダーホーゲル部で死者が出たり、左翼の政治運動でリンチ殺人がおこったりすることは日常茶事であった。
今の人でその時代をおぼえている者は少なくなり、歴史からは消えていくであろうが、自分は忘れはしない。大学名と加害者をここで出すことはまだ控えるがいつかは出すつもりである。
今の時代のニュースはほとんど毎日、暴力事件、レイプ事件に占められているが、暴力に対する深い追及はあまりされておらず、同じことの繰り返しである。
ここで問題にしたいのは、可愛いから殴る、と言うことである。子供を持った親であればわかるはずだが、子供は子供の世界があって、親の言うことを聞かない。毎週毎週高校に遅刻して、車で送ってくれと言う息子をいい加減にしろ!学校が厭ならやめろ!といって叩くことは暴力なのであろうか?
言葉でいくら言っても聞かない出来事を叩くことで目覚めさせようとする行為である。難いからではない。そんなことでは社会に出ても飯が食えないぞ!という警告なのでqる。