ブログ - 20211029のエントリ

循環型社会

カテゴリ : 
日記
執筆 : 
nakamura 2021-10-29 7:43

  明後日は衆議院選挙の投票日であるが、だれに投票して良いのかわからず、投票日だということも忘れていた。大学時代に左翼にかぶれ、政権に反発ばかりしていたが、中国や北朝鮮の実態を知るにつけ、共産主義思想は失敗であったと認識せざるをえなくなった。歴史をみれば、いつの時代でも、時の政権は底辺にいた者から権力を奪われ、政権をとった者はまた奪われるという循環を繰り返しているに過ぎないのである。

 わたしはある左翼政党の党員になったこともあるが、その上層部が党費を使って贅沢三昧の生活をしていることを知り、懐疑的になった。ある時、学習会で、この政党はある宗教団体とたがいに批判をしあわないという協定を結んでいるのではないか?と発言したところ、そんなこと言うたらいかん!と支部長から怒鳴られた。その出来事をこのブログの欄に書いたところ、削除を命じられた。岡垣町支部長と書いているのが個人の特定に当たるというのでとりあえず削除した。そこで、言論の自由のない団体には興味がないと叫んで、脱退したのであった。ある日、古い党員が、あなたの言ったとおりその宗教団体とはたがいに批判はしないという協定を結んでいると教えてくれた。

 結局は左翼とか右翼とかの問題ではない。どちらの政党も同じように貧しいものを助け、豊かな社会を目指してしているのであるが、やり方が異なるのである。自民党は大企業のおかげで豊かな生活ができると言い、左翼は貧しい者たちが頑張るから大企業は成り立ってるといい、どちらも一方的で違う視点から見ることができない。本来は、力のある大人が子供を助け、成長したこどもが老人を助け、力のある健常者が要介護老人や障害者を助け、金持ちが貧困者を助けるなど、相互扶助を循環させれば活性化するのである。循環こそエネルギーの根源なのである。自然界が循環してエネルギーを産んでいるように人間界もそれを見本にすれば良いのである。 今の民主主義社会はある程度、そのようになっているが、大企業と金持ちが自民党に政治献金をし、また票を入れているために大企業の内部留保金は銀行に眠り、個人のタンス預金も眠っている。その金が死んでいる。そのことが格差を生み、いくら頑張っても貧乏から這い上がれない歪みができ、社会を沈滞化させている。

 自民党は大企業から票をとることばかり考えないで、国民全般から普遍的な票を取れることを考えなければいびつな社会は変わりはしない。政権の別な派閥は力を持ち、ちがう政策を提案し、左翼政党も与党の批判ばかりせずに、政策への提案をして、自分たちならこんな社会にできると訴えなければならない。右翼も左翼も自己改革を求められているのである。

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