ブログ - 20200922のエントリ
新聞の人生相談に、つぎのことが載っていた。若い女性だが、どんな仕事についたら良いのかわからずぶらぶらしている。母親から、いつまでそんなことをしているのか?と責められて苦しい、という。わたしはある人に倣って、質問だけを読み、自分で答えを考えた。それから回答を見ると、さすがに高橋源一郎さんはていねいに彼の体験を持ち出して答えてくれている。感動した。
あんたはいったい何になりたかったんな!
三十年前、叔父が生きている頃、わたしによく、言い、俺の血筋から集金人が出たのは初めてばい、と私の仕事を非難した。彼は県庁の課長補佐でありながら、わたしの就職の世話を一度もしたことがなかった。
わたしはNHKの仕事ができると、喜んでいたのに水をかけられたのだ。今でも叔父を恨んでいる。
自分が何になりたいと考えて、職に就ける人間が何パーセントいるだろうか?学校の授業ばかりさせられて社会を知らないのに何になりたいと決められるのだろうか?
わたしは自動車の組み立て工、土方、集金人などをしながら、社会や人間を学ぼうという意欲は強かったので、それらの職業についたことを決して後悔はしていない。出世コースを歩んだ者以上に社会や人間を知っており、小説に書こうと考えていた。結局、自称・作家で終わるであろうが、玉石混交の体験は夢の中で夜空の星のように散りばめられて、よみがえり、つきることはない。
今なら、叔父にこたえられる。
おれは世の中の探検をしたかったのだ。73年間、飽きるほどした、文句があるか?